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鼻の油がすごい女はどうすればいい?対処法3選&おすすめ成分

いくらティッシュオフしても際限なく湧き出てくるんじゃないかというくらい、鼻の油がすごい。
「どうにかしたい」と思って調べてみると、生活習慣や食生活、ホルモンバランスを整えましょうと書かれていたり…。

そんなの分かっているけどなかなか難しい
今回の記事では、スキンケアで鼻の油田にどうにかアプローチできないか?について考えてみました。
- 鼻が油田になりやすい肌タイプ
- 鼻の油を軽減させるスキンケア法3選
- 鼻の油にアプローチするおすすめ成分4選
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。




鼻が油田になりやすい肌タイプとは?
顔や鼻が油田になりやすい肌には大きく分けると
- 肌の内側が乾燥しているので、お肌の水分の蒸散を防ぐために過剰な皮脂が分泌されるタイプ(インナードライ肌)
- 生まれつきの体質やホルモンバランスの影響を受けて皮脂の分泌が多いタイプ(オイリー肌)
の2タイプがあります。
オイリー肌になるのは、生まれつきの体質や、ホルモンの作用による影響が大きいです。ホルモンの作用で皮脂が過剰に分泌されてオイリー肌になります。
はなふさ皮膚科 美容コラム「オイリー肌(脂性肌)は改善できる?皮膚科医が改善策や治療について解説!」より抜粋
前者のタイプは
できるだけお肌にダメージを与えるような角質ケアを控え(鼻パックやスクラブ洗顔など)しっかり保湿をする
ことで改善に向かう場合があります。


だけど、後者のタイプがしっかり保湿をすると水分も油分も過多になりドロドロになってしまう可能性もあるので、「むやみに保湿すればいいというのはちょっと違うかも…?」と著者は考えていて
やりすぎない程度に角質ケアや皮脂ケアグッズを使って
現実的にテカリを抑えつつ、自分のお肌に合うスキンケア法を見つける
のがベストだと思っています。
鼻の油を軽減させるスキンケア法は?
オイルフリースキンケアを使う
まずおすすめなのは、オイルフリーのスキンケア。
オイルフリーについて、化粧品公正取引協議会ではこう定義されていました。
オイルとは、植物性油、動物性油及び鉱物油をいう。
化粧品公正取引協議会「化粧品の表示に関する公正競争規約施行規則 別表4-1【無添加等無配合を意味する用語】」
- 植物性油
-
パーム油・コメヌカ油・ヒマワリ油・コムギ胚芽油など
- 動物性油
-
スクワラン(サメ由来)・馬油など
- 鉱物油
-
ミネラルオイル・ワセリン・パラフィン・流動パラフィンなど
これらの油が配合されていないものを、基本的にはオイルフリーと呼んでいるようです。



独自の基準をつくっている化粧品会社もあり
なぜオイルフリーにした方がいいのか?というと
- すでに過剰な皮脂が出ているところに、油分の入ったスキンケアを塗り重ねてしまうと油分過多でべたべたになってしまう
- 過剰な皮脂で毛穴が押し広げられると開き毛穴の原因になってしまう
からです。
それだけでなくオイルフリー化粧品の先駆けでもあるオルビスは、オイルフリー美容にはあるメリットがあることを発見。
オルビスでは“インナー酵素”と呼んでいるのですが、肌内部では常に酵素が活動していてバリア機能を維持し、肌のなめらかさや透明感、ハリを保つなど重要な役目を担っています。これらの酵素は油分ではなく、水分で潤っている環境でこそ活発に働くことがわかったのです。
※CREA『健康な肌を見つめて行き着いたオルビスの「油分不要」理論』より抜粋
油分と水分が混ざった環境よりも水分のみの環境の方が、お肌のハリなどを守る酵素がはたらきやすいことが明らかになっています。



オルビスにはいくつかスキンケアラインがありますが、なかでもクリアフルシリーズはオイルカット100%なのでおすすめ
ビタミンC誘導体などの整肌成分が入ったナノVCショットカプセルが配合されており、毛穴ケア*もできます。


*うるおいによりキメを整えて毛穴を目立たなくする
もうひとつのおすすめは、キュレルの皮脂トラブルケア。
こちらもノンオイリー処方です。
保湿ジェルには、キュレル独自の疑似セラミド成分「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」が配合されていて、お肌のうるおいを守りながら気になる皮脂をケアできます。
さっぱり系化粧水はアルコールが配合されていることが多いので、アルコールフリーなのも嬉しいポイント。


グリセリンフリースキンケアを使う
もうひとつのおすすめは、最近知名度が上がってきたグリセリンフリー。
基本的には、グリセリン・濃グリセリンの入っていない化粧品を使うスキンケア法です。
こちらは
- スキンケア・メイク後に顔や鼻がテカって赤黒くなる
- 毛穴目立ちが気になる
- 皮脂だけでなくニキビもできやすい
という人に向いていると思います。
まだまだ実践している人が少ないので、科学的根拠がほとんどない…というのがちょっとおすすめしづらい点ではありますが、SNSでは実際に「お肌の調子が良くなった」との投稿がたくさんあります。
ゆるグリセリンフリーのスキンケアに変えてからめちゃめちゃ肌質改善されたから見てくれ。
— なつのこ🍅 (@natsunoko24) September 5, 2019
1〜2枚目が3ヶ月前、3〜4枚目が今日。
赤みが引いてほぼニュートラルなベージュになり、一生テカテカの油田肌が大幅に改善された。
とても良好です!今のスキンケアを続けてくださいね!と褒められてハッピー🥰 pic.twitter.com/lEb5ajcFkk
化粧水に続けて保湿クリームもグリセリンフリーにしたら皮脂の多い鼻&おでこの毛穴が目立ちにくくなってきて嬉しい🕊でも乾燥肌気味の頬や顎には保湿力足りなかったから、しばらく乾燥肌ゾーンはグリセリン入りのを使って、鼻&おでこはこのクリームで使い分けてみようかな。研究するの楽しい〜!🔍 pic.twitter.com/jCiBKaaZVh
— 霧乃 (@hidamariii_cos) September 19, 2021



著者も2年半ほどゆるグリセリンフリーをしていて、以前よりお肌が整ったし(ゆらぎにくくなった)、テカリにくくなったと感じています
- ゆるグリセリンフリーとは?
-
基本的なスキンケアはグリセリンフリーにして、乾燥する時期だけ低グリセリンスキンケアを取り入れたり、ポイントケアだけグリセリン入りを使用したりするスキンケア
フェイススチーマーを使う
フェイススチーマーでも「お肌の油田がさらさらになった!」という情報がありました。
誕プレで姉達からもらった美顔スチーマーすごいわ
— すっぱ (@suppist) March 17, 2021
鼻に油田沸いてたのに、1回やった次の日朝から夜までずっとさらさら
保湿すご
ナノケアでスチーマーするようになってから劇的に肌質変わった、、油田の極みで昼過ぎにはテカってたのに、テカらないし日中の化粧崩れがほぼなくなったし肌触ってもさらさらで、こんなに変わるもんかと感動してる、、、出会えてよかった🙏
— sera (@s714852) January 8, 2020
油田がさらさらになる理由としては
- スチーマーの微細ミストでお肌の角質層がうるおい、皮脂バランスが整った
- スチーマーの蒸気でディープクレンジングすることによって毛穴が開いて、皮脂や毛穴汚れが落としやすくなった
などが考えられると思います。
スチーマーのおすすめは、やっぱりナノケアのスチーマー。



著者は10年くらい前の機種を週1で使用してます
まだ普通に使えているので、美容家電としてのコスパは結構いいのではないかと思います。(使用頻度にもよると思うけど)
最近の機種は手持ちの化粧水でミストが作れます。


その他には、ヘアアイロンで有名になったサロニア(SALONIA)が発売しているピュアブライトスチーマー、化粧品を販売しているNANOAのスチーマーもレビューが良かったです。
(どちらも日本の会社です)




スチーマーを使用する際は
- 熱く感じない距離で使用する(蒸気当たってるかな…?くらいの位置がちょうどいいと思う)
- 頻繁に使いすぎない
- 長時間(15分以上)使わない
ことがポイントです。
油田対策のおすすめ成分は?


ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは医薬部外品の有効成分としてシワ改善・美白*・肌荒れを防ぐ効果で承認を受けています。
特に近年(2017年頃)シワ改善効果が厚生労働省に承認されたことによって、一気に配合されている商品が増えました。
* 日やけによるしみ・そばかすを防ぐ
その他にも
- お肌の水分と油分のバランスを整える
- お肌にハリツヤを与える
- 乾燥によるくすみにアプローチ
などの色んなはたらきがあり、皮脂や毛穴が気になる時に嬉しい成分となっています。
純粋レチノールなどのシワ改善効果*のある成分と比べて使い心地が優しいので、敏感肌の人でもスキンケアに取り入れやすいのがポイント。
* 薬用化粧品に有効成分として配合されている場合のみ



スキンケアするならまずは取り入れておきたい成分のひとつです
顔&鼻の油対策におすすめの商品はPHOEBE BEAUTY UPのクリーム。


貴重なオイルフリー&グリセリンフリーで
- ナイアシンアミド*1・ビタミンC誘導体*2
- ヒト型セラミド*3
が配合されているクリームです。
ビタミンC誘導体の3-O-エチルアスコルビン酸とリン酸アスコルビルMgは、皮脂をケアするはたらきもあると言われています。
化粧水と美容液もグリセリンフリー&ナイアシンアミド配合なので、ライン使いもおすすめです。
*1 整肌成分 *2 3-O-エチルアスコルビン酸、リン酸アスコルビルMg(整肌成分) *3 保湿成分
レチノール
レチノールも近年注目されている成分。



レチノールはエイジングケア*成分としてよくSNSや雑誌などで紹介されていますよね
* 年齢に応じたケア
レチノールは
- 様々な原因で乱れやすい肌サイクルをサポートし、皮脂バランスを整える
- お肌にうるおいとハリを与える
- お肌にハリを与えることで毛穴が目立ちづらくなる
などのはたらきがあります。
ナイアシンアミドと比べるとお肌への刺激が強くちょっと扱いづらい成分なので、初めて使用する際は
- 低濃度のレチノール
- 敏感肌の方はお肌への刺激が控えめなレチノール誘導体
から開始してみてくださいね。
初心者におすすめのレチノールはこちらの記事にまとめています。
レチノールの詳しい使い方については、レチノール貯金の記事もチェックしてみてくださいね。
グリシルグリシン
グリシルグリシンは、資生堂が「毛穴の開き」について研究している過程で見つけた成分。


資生堂さんの研究をまとめてみると
- 毛穴の開きが目立つ人の毛穴の状態はすり鉢状になっており、すり鉢状の毛穴の周囲は肌荒れになっていた
- 毛穴が目立つ人は皮脂の量が多く、そのなかでも「不飽和脂肪酸」の比率が高かった
- この不飽和脂肪酸が肌荒れシグナルをオンにして毛穴周りの肌に悪影響を与えていた
- この悪影響に対する成分として、「グリシルグリシン」が発見された
となります。
参考:資生堂「女性の肌悩みNo.2の「毛穴の目立ち」は、解消できる!?」
なのでグリシルグリシンは
過剰な皮脂による毛穴の開き
が気になる時におすすめの成分です。
グリシルグリシンだけを配合した美容液や、ナイアシンアミドやアゼライン酸と一緒に配合されている商品もあります。
グリシルグリシンのおすすめアイテムは、COSMEDON(コスメドン) ニコジー21という美容液。


- グリシルグリシン*16%
- ナイアシンアミド*25%
を配合してお肌をさっぱり整え、毛穴の目立ちにくい肌へ導いてくれます。
*1 整肌・保湿成分 *2 整肌成分
もうひとつは、エトヴォス(ETVOS)から発売されているETVOS バランシングVCクリアスポッツ。
- グリシルグリシン*1&アゼライン酸誘導体*2
- 安定型ビタミンC*3
- オイルフリー
で、気になる皮脂にしっかりアプローチしてくれます。


*1 整肌成分 *2 アゼロイルジグリシンK(整肌成分)*3 ビスグリセリルアスコルビン酸(整肌成分)
アゼライン酸
アゼライン酸は顔や鼻の油田対策として使用している人も多い成分で
- 皮脂をケアする
- 肌荒れを防ぐ
- ざらつきを抑えてお肌をなめらかに整える
など、気になる皮脂にアプローチしつつお肌をつるんと整えてくれます。


著者もグリセリンフリーのアゼライン酸を使用していて、確かに鼻がテカテカしていたのがさらさらとはいかないまでもかなりマシになっています。



SNSにも同様の投稿が
メガ割購入品やっと全部とどいたー!
— おせみ (@lingmei14) March 18, 2023
早速アゼライン酸使ったけどいつもより油田じゃなくて感動してる
アゼライン酸切らしてからまた鼻が油田になってる🤯買わなきゃ、、
— まるちゃんOL (@avocado1995) July 3, 2021
※アゼライン酸は小麦やライ麦の穀類などの天然由来ですが、人によっては刺激やかゆみなどが起こる可能性があります。
初めて使用する際には、週1、2回から試してみてくださいね。
アゼライン酸配合のおすすめスキンケアは、プラスキレイのプラスGGベースセラム。
洗顔後のお肌に使用するタイプの美容液で
- グリシルグリシン*16.5%
- アゼライン酸誘導体*2
- ナイアシンアミド*3
が配合されているので、色んな成分をまとめて試してみたい人におすすめです。(グリセリンフリーです!)


アゼライン酸ではなくアゼライン酸誘導体なので、敏感肌の人にも使いやすいのがポイント。
さらさらなので他のスキンケアの邪魔もしにくいです。




*1 保湿成分 *2 アゼロイルジグリシンK(整肌成分)*3 整肌成分
定番の人気商品としては、コスデバハのアゼライン酸10%セラムがあります。
アゼライン酸*1が10%としっかり配合されている&グリセリンフリーなので、しっかりアゼライン酸を使ってみたい人におすすめです。






*1 整肌成分
アゼライン酸の関連記事
まとめ
- 鼻の油対策にはオイルフリーやグリセリンフリーのスキンケアが合う可能性がある
- スチーマーも過剰な皮脂対策として使える
- ナイアシンアミド・レチノール・グリシルグリシン・アゼライン酸などの成分を試してみるのがおすすめ
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
THE SANKEI NEWS「見た目は酵素で決まる(4)酵素の働き 油分が弱める」
https://www.sankei.com/article/20140922-HXCDFQ7EWBMPHP2CVSKM7KUIYI/,(参照日2023-06-14)
化粧品成分オンライン「ナイアシンアミドの基本情報・配合目的・安全性」
https://cosmetic-ingredients.org/skin-barrier-repairing-agents/1710/,(参照日2023-06-15)