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無印の油脂クレンジング?オイルクレンジング敏感肌用を解析&レビュー
お肌への優しさやコスパ、飾らないシンプルさで人気の無印良品コスメ。
近年ではこだわりが感じられるスキンケアアイテムが多くて、とても頼れるブランドです。
今回の記事ではそのなかでもSNSで人気の、無印のオイルクレンジング・敏感肌用についてレビューしました!
オイルクレンジング・敏感肌用は油脂クレンジングなの?毛穴ケア*に使える?成分のポイントや実際の使用感は?など、購入する前に気になる疑問について書いています。
* 当記事の毛穴ケアとは、毛穴汚れを洗い流すことです
- そもそも油脂クレンジングとは?
- 無印のオイルクレンジング・敏感肌用は油脂クレンジングなの?
- 無印のオイルクレンジング・敏感肌用の実際の使い心地
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。
そもそも油脂クレンジングとは?
油脂クレンジングとは
油脂クレンジングとは
油脂という種類のオイルをメインに使ったクレンジングオイルのこと。
クレンジングオイルに使われているオイルには大きく分けて
- 炭化水素油
- エステル油
- 油脂
があります。
どのオイルがクレンジングオイルのメインに使われているかで、炭化水素系・エステル系・油脂系と呼んでいます。
それぞれの特徴は、まとめるとこんな感じ
(※製品によって違いがあるので目安です)
炭化水素系 | エステル系 | 油脂系 | |
---|---|---|---|
メイク落ち | 落ちやすい | ふつう | 落ちにくい |
クレンジング後の乾燥 | 乾燥しやすい | ふつう | 乾燥しにくい |
代表的な成分 | ミネラルオイル イソドデカン 水添ポリイソプデン | エチルヘキサン酸セチル パルミチン酸エチルヘキシル トリエチルヘキサノイン | オリーブ油 コメヌカ油 トウモロコシ胚芽油 馬油 |
炭化水素系 | エステル系 | 油脂系 | |
---|---|---|---|
メイク落ち | 落ちやすい | ふつう | 落ちにくい |
クレンジング後の乾燥 | 乾燥しやすい | ふつう | 乾燥しにくい |
代表的な成分 | ミネラルオイル イソドデカン 水添ポリイソプデン | エチルヘキサン酸セチル パルミチン酸エチルヘキシル トリエチルヘキサノイン | オリーブ油 コメヌカ油 トウモロコシ胚芽油 馬油 |
油脂は人間の皮脂と似た構造を持っているので肌なじみが良く、ごわついたお肌を柔らかくしてくれくれるので、毛穴汚れや角栓を排出しやすいというメリットがあります。
毛穴ケアにも向いているオイル
油脂クレンジングを大きく分けると完全油脂系・油脂系+エステル油系がある
そんな油脂クレンジングですが、集中的に毛穴ケアをしたい場合は
使われているオイルが油脂のみの、完全油脂系クレンジングオイル
がおすすめです。
「毛穴の気になる箇所にクレンジングオイルを塗って数分間放置しておく」毛穴ケア法で、YoutubeやX(Twitter)で活動されている美容のプロかずのすけさん(@kazunosuke13)が提唱しているやり方が有名です。
かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「角栓毛穴を改善するには?「油脂クレンジング」を使ったテクニック <後編>」
使えるのは基本的に、エステル油や炭化水素油が配合されていないタイプのクレンジングオイル
無印オイルクレンジング・敏感肌用は油脂+エステル油の油脂クレンジング
商品名 | オイルクレンジング・敏感肌用 |
全成分 | オリーブ果実油、パルミチン酸エチルヘキシル、テトラオレイン酸ソルベス-30、ポリソルベート80、オレイン酸ソルビタン、水、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリセリン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、トコフェロール、BG |
内容量 | 200ml(950円/税込) 400ml(1,790円/税込) |
備考 | 無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済み(すべての方にアレルギーが起きないわけではありません) |
無印良品のオイルクレンジング・敏感肌用は
油脂とエステル油を混ぜたタイプのクレンジングオイル。
油脂のオリーブ果実油と、エステル油のパルミチン酸エチルヘキシルがベースです。
油脂の配合量が一番多いので毎日使うことで毛穴への効果は多少期待できますが、完全油脂系ではないので、塗って放置する毛穴ケアにはあまり向いていないです。
ただ
- 油脂+エステル油のクレンジングオイルは基本的に完全油脂系よりお手頃価格
- 落ちにくいメイクもそこそこ落としてくれるクレンジング力
- 洗い上がりのぬるつきが少ない(これは商品によるかも…)
といったメリットもあるので、日常的に使うにはかなり良いアイテムだと思います。
(※オイルクレンジング・敏感肌用は油脂メインなので、がっつりウォータープルーフのベースメイクは落としきれないかも。)
低グリセリンなのも嬉しい
何よりすごいのはコスパ。
200mlで1000円以下というのは、完全油脂系ではまず実現できない価格ですし、油脂+エステル油のクレンジングオイルの中でもかなりお得な部類になります。
無印オイルクレンジング・敏感肌用の成分解析
メインのオイルはオリーブ果実油とエステル油
無印良品 オイルクレンジング・敏感肌用の全成分(タップで閉じる)
オリーブ果実油、パルミチン酸エチルヘキシル、テトラオレイン酸ソルベス-30、ポリソルベート80、オレイン酸ソルビタン、水、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリセリン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、トコフェロール、BG
メインのオイルは油脂のオリーブ果実油と、エステル油のパルミチン酸エチルヘキシル。
- オリーブ果実油(オリーブオイル)
-
- オレイン酸のトリグリセリドを豊富に含むので肌なじみ◎
- 保湿効果が高いので乾燥肌の人にも適している
- パルミチン酸エチルヘキシル
-
- 化粧品によく使われるエステル油の一種
- なめらかでさらっとした使用感
オリーブオイルは食用にも使われている油脂で、さらに精製したものが化粧品に使われています。(食用のオリーブオイルは不純物を含むので、お肌に使うのはNG)
オレイン酸自体は比較的酸化しにくいので、クレンジングオイルに向いているオイルとされています。
ただ、お肌にオイル残りがあると皮膚常在菌のえさになるので、ニキビができやすい人は軽くダブル洗顔がおすすめ
無印公式でも、ダブル洗顔が推奨されています。
その他の成分
その他には、スキンケアによく配合されている水・グリセリンと
- テトラオレイン酸ソルベス-30
ポリソルベート80
オレイン酸ソルビタン -
使い心地が比較的優しい乳化剤
- ペンチレングリコール
BG -
保湿・静菌効果を併せ持つ保湿剤
- グリコシルトレハロース
ポリクオタニウム-51など -
保湿成分
- トコフェロール
-
酸化防止剤
などが配合されています。
ポリクオタニウム-51はリピジュア®*1と呼ばれている成分。
優れた保湿力・浸透力*2を持ち、バリア機能をサポートしてくれます。
洗い流されにくいという特徴があって、乾燥肌の私は気に入っています
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済み(※すべての方にアレルギーが起きないわけではありません)
で、全体的に見てもそこまで刺激があるような成分は入ってないので、敏感肌の人でも使いやすいクレンジングオイルだと思います。
*1 LIPIDUREは日油株式会社の登録商標です *2 角質層まで
無印のオイルクレンジング・敏感肌用を実際に使ってみたレビュー
オイルの質感はこってり系
テクスチャはオリーブオイルらしく、粘度の高いねっとり系。
食用のオリーブオイルを顔に塗っているような感じで、無香料なのでしっかりオイルそのものの香りがします。
水を少量加えて乳化させるとねっとり➡さらさらのテクスチャに変わるので、乳化した合図が分かりやすくて◎。
ウォータープルーフのマスカラとラメアイシャドウ以外は落ちていました
シンプルだけど、必要な事はきちんとこなしてくれるクレンジングオイルだと思います。
ダブル洗顔するとべたつきにくい
無印のオイルクレンジング・敏感肌用は、ダブル洗顔が推奨されていました。
無印良品 公式ショッピングサイト「オイルクレンジング・敏感肌用 よくある質問」より抜粋
アミノ酸系の洗顔料でダブル洗顔してみると、程よくさっぱりした洗い上がりに
お肌に油分が残ってしまうとニキビができやすくなってしまう人もいるので、しっかり乳化して落とす&軽くダブル洗顔するのがおすすめです。
まとめ
- 油脂クレンジングは、油脂という種類のオイルをメインに配合したクレンジングオイルのこと
- 無印のオイルクレンジング・敏感肌用は油脂+エステル油のクレンジングオイル
- 塗って放置する集中毛穴ケアには向いていないけど、日常使いのクレンジングとしてはコスパも良くて◎
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません