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ピュアナチュラルにレチノールは入ってない?本当のところについて調査
プチプラのスキンケアを発売しているブランド、ピュアナチュラルのレチノール配合スキンケア。
ピンク色のパッケージが特徴的で、SNSや口コミサイトでも人気のアイテムですが、なぜか「レチノールが入ってない」とのうわさが流れているようです。
発信元は見つけられませんでしたが…
今回の記事では、ピュアナチュラルに本当にレチノールが入ってないのか調査し、その理由を探りました。
- ピュアナチュラルにレチノールが入っていないってホント?
- ピュアナチュラルにレチノールが入っていないと言われているのはなぜ?
- レチノール配合のプチプラおすすめスキンケア
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。
ピュアナチュラルにレチノールは入っていない?
ピュアナチュラルにレチノールは入っていないってホント?
先に結論から書くと、ピュアナチュラルにレチノールは入っているけど、純粋レチノールではなく
パルミチン酸レチノール
が入っています。
水、グリセリン、BG、トリエチルヘキサノイン、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、パルミチン酸レチノール、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、加水分解エラスチン、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、セラミドNG、スクワラン、ローヤルゼリーエキス、グリセレス-26、ポリグリセリン-3、スクロース、ベタイン、アラントイン、PEG-400、エチルヘキシルグリセリン、ペンチレングリコール、コーン油、トコフェロール、ヒドロキシアセトフェノン、塩化Na、リン酸Na、リン酸2Na、カルボマー、キサンタンガム、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、水酸化K、ステアリン酸ソルビタン、ジメチコン、ペンテト酸5Na、ポリビニルアルコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン
ピュアナチュラルシリーズのなかでも、パルミチン酸レチノールが配合されているのは
- ピュアナチュラル エッセンスローション リフト N(化粧水・乳液)
- ピュアナチュラル クリーム モイストリフト N(美容液・クリーム)
の2アイテムです。
パルミチン酸レチノールとは?
パルミチン酸レチノールは、レチノール誘導体とよばれている成分のひとつ。
一般的にレチノールと言われている成分と比べると、以下のような違いがあります。
- レチノール
-
- 他のレチノールと区別するために純粋レチノール・ピュアレチノールとよばれることが多い
- 2017年に「しわを改善する」医薬部外品の有効成分として承認された
- 濃度によってはレチノイド反応(A反応)が起きることがある
- 安定性が低く酸素や光、熱に弱い
- パルミチン酸レチノール
-
- 安定性を高めるために、パルミチン酸と結合させたレチノール
- レチノールに比べると刺激が抑えられていて、レチノイド反応も起きにくい
- レチノールのような「しわを改善する*」効果までは期待できない
*医薬部外品(薬用)有効成分の純粋レチノールのみ
パルミチン酸レチノールのおすすめポイント
レチノールと比べるとパルミチン酸レチノールは効果が低いんだったら使う意味あるのかな…?
パルミチン酸レチノールにもメリットがいくつかあります
パルミチン酸レチノールは、パルミチン酸という脂肪酸と結合させているので安定性が高く、お肌の乾燥を防いでくれます。
使い心地もマイルドなので、気軽に毎日のスキンケアに取り入れやすいのも◎。
さらに、ピュアナチュラルのエッセンスローション リフト Nと クリーム モイスト リフトNはどちらも
効能評価試験済み。
効能評価試験済みとは何かというと、第三者機関の試験によって「乾燥による小じわを目立たなくする」という効果が確認された化粧品のこと。
この試験にパスしないと「乾燥による小じわを目立たなくする」という言葉を広告やパッケージに書けない
日本香粧品学会が平成18年に公表した「化粧品機能評価法ガイドライン」に基づく評価試験を専門的な第三者機関で行い、その効果が確認されたことを意味します。この試験で効果が確認されると、「乾燥による小じわを目立たなくする」と表記することが認められています。
日本盛オンラインショップ「効能評価試験済み」とは より抜粋
個人的にはピュアナチュラルのリフトシリーズは、がっつりエイジングケア*!というよりはファーストエイジングケア*に向いていると思っています。
たとえば
- 敏感肌だけどレチノールを使ってみたいと考えている人
- レチノールを使ってみたけどA反応がひどくて継続が難しかった人
- うるおい重視のスキンケアをしてきたけど、ついでにエイジングケア*もできたらいいなという人
などぜひ試してみてほしいです。
かなりコスパがよいのでボディに使っている人も多いみたい。
逆にしっかりとエイジングケア*したい時は通常のレチノールがおすすめです
*年齢に応じた肌のうるおいケアのこと
なぜピュアナチュラルにはレチノールが入ってないと言われている?
前述のとおり、ピュアナチュラルにはパルミチン酸レチノールが入っているのですが、なぜ「ピュアナチュラルにはレチノールが入っていない」と言われているのでしょうか?
これについては
- パッケージにはレチノール(ハリつや成分)と書かれているのに、配合されているのはパルミチン酸レチノールだから
- パルミチン酸レチノールはレチノールと比較すると効果を感じづらいから
- パルミチン酸レチノールの配合量が少ないから
あたりが理由かな…?と私は考えています。
普通のレチノールを試したくて購入した人が、「思っていたのと違う…」と感じてしまったのかも
レチノール(レチノール誘導体)入りのプチプラスキンケア3選
ピュアナチュラルはコスパもよく使いやすいスキンケア商品だけど、他にもプチプラでおすすめのレチノール配合スキンケアがあるので、いくつか載せてみます。
ぜひ比較検討してみてください!
なめらか本舗 リンクルナイトクリーム
全成分はこちら(タップで開く)
水、BG、グリセリン、スクワラン、ミリスチン酸オクチルドデシル、バチルアルコール、ジメチコン、水添パーム核油、ステアリン酸、ジステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸グリセリル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ベヘニルアルコール、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、ダイズタンパク、レチノール、ダイズイソフラボン、パルミチン酸レチノール、セラミドNG、PEG-60水添ヒマシ油、アルギニン、エタノール、カルボマー、カンゾウ根エキス、キサンタンガム、シクロデキストリン、シクロペンタシロキサン、セラミドAP、セラミドNP、ダイズステロール、トコフェロール、パーム核油、パーム油、ポリソルベート20、ポリソルベート80、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、レシチン、水添レシチン、メチルパラベン
- ピュアレチノール*1とパルミチン酸レチノール*2の2種類のレチノールが入っている
- なめらか本舗オリジナル保湿成分の豆乳発酵液でふっくらハリのあるうるおい肌に
- 乾燥による小じわを目立たなくする(※効能評価試験済み)
なめらか本舗から発売されているエイジングケア*3ラインのナイトクリームです。
このお値段でピュアレチノールが配合されているところがポイント。
ジャー容器なので、安定性の低いレチノールはおそらくかなり低濃度で配合されていると思います。
その他の成分も、ベースにBGやグリセリンが使われていたり、ヒト型セラミド*4が配合されていたりとお肌に優しい使い心地。
レチノールを初めて試してみたい人におすすめです
*1 保湿成分 *2 保湿成分 *3 年齢に応じたお手入れのこと *4 セラミドNG、セラミドAP、セラミドNP(保湿成分)
アンレーベル R エッセンス
全成分はこちら(タップで開く)
水、BG、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、水添レチノール、トコフェロール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、キサンタンガム、カルボマー、水酸化K、ラウリン酸ポリグリセリル-10、オキシベンゾン-4、1,2-ヘキサンジオール、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、フェノキシエタノール
- 浸透*1型レチノール*2配合
- グリセリンフリー&アルコールフリー
- 乾燥による小じわを目立たなくする(※効能評価試験済み)
レチノール誘導体のひとつである、水添レチノールを配合した導入タイプの美容液。
パルミチン酸レチノールと同じくレチノールの安定性を高めた成分で、刺激が低く浸透力*1が高いと言われています。
グリセリンフリーでべたつかずさっぱりとした使い心地
成分も比較的シンプルなので、敏感肌の方にも使いやすい美容液です。
*1 角質層まで *2 水添レチノール(保湿成分)
KISO(キソ) スーパーリンクルセラム VA
全成分はこちら(タップで開く)
水、グリセリン、プロパンジオール、ペンチレングリコール、レチノール、レチノイン酸ヒドロキシピナコロン、レチノイン酸トコフェリル、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、レチノイルヒアルロン酸Na、水添レシチン、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、 ピーナッツ油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、キサンタンガム、BG、エチルヘキシルグリセリン、トコフェロール、ポリソルベート20、カルボマー、水酸化K、ホウケイ酸(Ca/Na)、酸化銀
- レチノールをナノカプセル化して配合
- レチノール*1×5種類のレチノール*2
全部で6種類ものレチノールが配合されたプチプラレチノール盛り美容液。
レチノールは安定してお肌に届けるためにナノカプセル化されており、お肌に浸透*3した後にゆっくりとカプセルから放出されます。
お肌のハリやツヤが気になっている人に。
純粋レチノールの濃度は0.1%とされていますが、人によってはレチノイド反応(A反応)が起きることがありますので、初めて使用する場合は週1くらいから試すなどしてみてくださいね。
*1 整肌成分 *2 レチノイン酸ヒドロキシピナコロン、レチノイン酸トコフェリル、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、レチノイルヒアルロン酸Na (整肌成分)*3 角質層まで
まとめ
- ピュアナチュラルには、レチノール誘導体であるパルミチン酸レチノールが入っている
- パルミチン酸レチノールはレチノールに比べ使い心地が優しいので、敏感肌の人や初めてレチノールを使う人に向いている
- コスパがいいのでボディ用としてもおすすめ
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
化粧品成分オンライン「パルミチン酸レチノールの基本情報・配合目的・安全性」
https://cosmetic-ingredients.org/cell-activator/2703/(参照日 2023-6-30)