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マグネシウムオイルは顔に使える?おすすめの使い方もご紹介
スポーツ後や寝る前に、ボディケアとして使用することの多いマグネシウムオイル。
身体に使えるのなら、もしかしてスキンケアとして顔にも使えるのでは…?そう考えたのは著者だけではないはずです。
マグネシウムオイルは顔に使ってもいいの?
今回の記事ではマグネシウムオイルの顔への使用や使い方について詳しく調査しました。
- マグネシウムオイルを顔にも使ってもいいのかどうか
- マグネシウムオイルを顔に使いたい時のおすすめ商品と使い方
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マグネシウムオイルは顔にも使える?
先に結論から書くと、
マグネシウムオイルは顔にも使えるけど、原液で使用するのは控えた方がいい
です。
調べてみるとオーストラリアにはマグネシウムのスキンケアブランドがいくつかあって、塩化マグネシウム(Magnesium Choride)入りの化粧品が販売されていますし、
最近では日本でも、顔に使えるタイプの塩化マグネシウムバームが発売しています。
ただ一般的なマグネシウムオイルをそのまま顔につけるとなると、お肌には刺激が強すぎるのでは…?という感じです。
よく見かけるのはlife-floのこれ(iherbで人気のマグネシウムオイルです)↓
著者は、興味本位でこのマグネシウムオイルを顔に吹きかけたことがあります
お肌の薄いところはピリピリするし、ニキビなど肌荒れのある部分は悶絶するほどしみました。(洗い流してもしばらく痛かった)
このピリピリする理由については諸説あるのですが、
オーストラリアのマグネシウムスキンケアブランド”The Base Collective”(日本未発売)では、
- pHが8以上だから(弱アルカリ性だから)
- 顔は太ももやふくらはぎと比べて毛包が少なく吸収が遅いから
としています。
Our Magnesium Oil is extremely concentrated and generally has a pH of 8 or above, which means it has the potential to tingle the skin when applied. Some apply it to their thighs or calves after a gym session and don’t feel this tingle as the higher number of hair follicles in these areas leads to quicker absorption.
The Base Collective “Can you put Magnesium on your face?” より抜粋
それ以外の理由としては、
- 身体にマグネシウムが足りていないとピリピリする
- 顔の皮膚は、身体より薄いことが多いのでピリピリ感じやすい
などもありました。
皮膚の厚みは、一般的には2㎜程度と言われています。
顔に限って言えば、顔の皮膚の厚さは、それよりも薄いことが多いです。
特に上まぶた・下まぶたは薄く、頬の半分くらいの厚みしかありません。
二子玉川美容クリニック 顔の皮膚の厚さについて より抜粋
理由は諸説あるけど、
マグネシウムオイルをそのまま顔に使うとすごくピリピリして痛い!
ということですね…。
毎日そんなにしみるものを顔に使うのはつらいので、できればあまり刺激を感じずに使いたいですよね。
顔に使いたい時はどうすればいい?
バームタイプを使う
最もおすすめなのは、「マグバーム」という塩化マグネシウムをバームにした商品です。
マグネシウムオイルは海外の製品が多い中で、めずらしく日本製&「顔にも使える」と明記してあります。
Q&A より抜粋マグバーム公式サイト
唇に塗っても大丈夫と書かれているのには驚き。
気になる塩化マグネシウムのピリピリ感も、うまく油分を膜として機能させることで抑えられているようです。
試作とモニタリングを何度も繰り返した結果、油分の配合を工夫しうまく膜として機能させることで、肌への刺激を圧倒的に少なくすることに成功しました。同時に優れた保湿力も持ちます。
マグバーム公式サイト『開発ストーリー「マグバーム開発にあたって」』より抜粋
ただ価格はちょっとお高めですね…。
ボディにはマグネシウムオイル、顔用にマグバームと使い分けるのも良さそうです。
マグネシウムオイルを薄めて使うか、塩化マグネシウムフレークで自作する
バームタイプはコスパが気になる…という場合は、
- マグネシウムオイルをピリピリしない程度まで精製水で薄める
- 塩化マグネシウムのフレークを買って自作する
こともできます。
著者は、life-floのマグネシウムオイルを10倍~20倍くらいに薄めて使うことが多いです。(けっこう適当)
ニキビや肌荒れがあるとやっぱりしみますが、それ以外の部分はほとんどピリピリ感じないくらいになります。
塩化マグネシウムのフレークならこのような感じでkg単位で大量買いできますので、コスパの面では一番。
精製水はネットでも購入できますが、ドラッグストアのほうが安いと思います
マグネシウムオイルの作り方
塩化マグネシウムと精製水の量は1:1と書かれていることが多いのですが、ボディに使うことを想定している濃度だと思うので、精製水の量を調節してみてくださいね。
薄めたマグネシウムオイルの使い方
薄めたマグネシウムオイルのおすすめの使い方は、
です。
20分~30分経過したら洗い流しても大丈夫。
そのままだとマグネシウムオイルのべたべたが気になったり、スキンケアとの相性によってはモロモロが出たりしたので、洗い流すのがベストだと感じました。
どうしてもピリピリする時はお風呂にマグネシウムを入れる
薄めてもピリピリが気になるという場合は、塩化マグネシウムのフレークをお風呂に入れてしまいましょう。
クレンジング&洗顔後に、塩化マグネシウムの溶けたお湯で顔をパシャパシャしてそのまま上がればOK。
お風呂なら希釈したマグネシウムオイルと比べてもかなり低濃度になるので、刺激を感じずに使える可能性は高いです。
お試しには、日本製で保湿成分入りのNamiNagiのバスソルトがおすすめ。
エプソムソルトってどうなの?
お風呂に入れるのってエプソムソルトでもいい?
大丈夫です!が、ちょっと気をつける点もあります
基本的な美肌効果は変わらないようですが、マグネシウムに含まれるイオンの種類によって、お肌に対する効果が少し変わってくるのだとか。
- 塩化マグネシウム
-
- 塩化物イオンを含む
- 保湿効果がある(お肌がうるおった状態を保つこと)
- 硫酸マグネシウム(エプソムソルト)
-
- 硫酸イオンを含む
- 保水効果がある(お肌に水分を与えること)
ここで注意すべき点としては、硫酸イオンについては確かに保水効果がありますが、保湿効果に関しては単に効果が無いということのみならず皮脂を取ってしまう作用があるため、むしろ保湿にとっては逆効果で有害な作用を働くことがあります。
マグネシウム データベース「塩化マグネシウムと硫酸マグネシウム」より抜粋
皮脂を取ってしまう作用のある硫酸マグネシウムはどちらかというとオイリー肌の方に、保湿効果のある塩化マグネシウムは乾燥肌の方に適しています。
ただ肌質によってはどうしても合う合わないがあるので、低容量のものを購入して使い比べてみるのもありですね。
高濃度においての安全性は
現時点では塩化マグネシウムの方が上
とされています。
マグネシウムオイルを自作する場合は硫酸マグネシウムではなく塩化マグネシウムを使うのがおすすめです。
硫酸マグネシウムは、しばしばその毒性が議論されます。エプソムソルト入浴など低濃度での使用は全く問題ありませんが、クリームなど比較的濃縮された場合は毒性のレベルが高くなる可能性を示唆しており、妊婦などは注意が必要です。
マグネシウム データベース「塩化マグネシウムと硫酸マグネシウム」より抜粋
まだ科学的根拠が不足していて「可能性がある」という段階ですが、できるだけ気にしておきたいですよね
おすすめマグネシウムオイル
Life-flo マグネシウムオイル スプレー
life-floのマグネシウムオイルはクオリティも高くおすすめです。(マグネシウムオイルといえばこれ!という感じの製品)
4回のスプレーに約70mgのマグネシウムが含まれています。
ボディと顔に使っても全然なくならないので、コスパもよし。
海外製によくありがちな、スプレーがちょっと壊れやすいのが難点ですが、総合的には一番おすすめのマグネシウムオイルです。
life-flo マグネシウム ローション
マグネシウムローションはべたべたするのが苦手で、バニラの香りが好き!という方にぜひ試して頂きたいです。(マグネシウムオイルに比べるとピリピリ感もかなり控えめ)
iherbのアカウントをお持ちの方はそちらの方がお安く買えます!
まとめ
- マグネシウムオイルを原液で顔に使うのは控えたほうがいい
- 顔にも使えるバームタイプを使うか、マグネシウムオイルを薄める&自作するのがおすすめ
- マグネシウムオイルを自作する場合は、硫酸マグネシウム(エプソムソルト)ではなく塩化マグネシウムで
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
Natural Calm Canada “The Ultimate Guide to Transdermal or Topical Magnesium“
https://naturalcalm.ca/guide-to-transdermal-magnesium/,(参照日 2023-5-13)
シークリスタルズ エプソムソルト「エプソムソルトと塩化マグネシウム4つの違い」