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ユースキンは顔に塗ると危険って本当?塗って寝るのはNGなのか調べてみた
ユースキンは手荒れやひじ、ひざの乾燥対策として人気の商品ですよね。
そんなユースキンを、「スキンケアとして顔に塗るといいらしい!翌日のお肌がもちもちになった!」というSNSの投稿を複数見かけて気になったので、
今回の記事では、その情報って本当?ユースキンを顔に使ってもOKなのか?について調査してみました。
- ユースキンを顔に使ってもOKなのか
- 成分から見ると、ユースキンは危険なの?
- 実際にユースキンを塗って寝てみた体験談
ユースキンは顔に塗ると危険なの?
ユースキン公式の見解は?
ユースキンを顔に使用して良いかどうかは、ユースキンの公式ホームページで回答されていました。
ユースキン公式サイト「よくあるご質問について Q&A」より抜粋
基本的には、
お肌に合っていれば顔に使ってもいい
みたいです!
ただ「成分の特性上、ユースキンを目のまわりに使用するとしみたりする場合があります」と記載があったので、目のまわりは避けて塗った方がよさそうです。
ユースキンの全成分から見てみると?
有効成分(1g中):
トコフェロール酢酸エステル 2mg
グリチルレチン酸 2mg
dl-カンフル 8mg
グリセリン 0.4g
添加物として:
ビタミンB2、ポリソルベート80、自己乳化型ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸、ハードファット、トリエタノールアミン、エデト酸Na、ミリスチン酸イソプロピル、パラベン、ステアリルアルコール、ヒアルロン酸Na、ビタミンC
有効成分として4種類の成分が配合されています。
- トコフェロール酢酸エステル
-
- ビタミンE誘導体
- 血行を促進
- グリチルレチン酸
-
- 炎症をしずめる
- dl-カンフル
-
- ユースキンの独特の香りのもとになっている成分
- 炎症をしずめる
- グリセリン
-
- 肌の水分の蒸散を抑える
- 水分を引き寄せ、お肌にうるおいをあたえる
これらの成分がお肌の刺激になりそうか?と言うと、血行促進作用によって、お肌が荒れている時や敏感肌の人などはピリピリ感じることがあるかもしれません。
その他の成分で、ちょっとだけ気になるのは添加物のトリエタノールアミン。(化粧品の成分表ではTEAという名称で載っています)
pH調整剤としてよく配合されていて、濃度にもよりますが若干の皮膚刺激性が確認されている成分です。
成分が合うか合わないかは肌質による部分も大きい
ユースキンを顔に塗るのは危険って本当?についてまとめると、
とくに危険ではないけど、敏感肌の人は公式さんの書かれているとおりに試し塗りをしてから使う方がよさそう
です。
ユースキンは化粧品ではなく指定医薬部外品
ユースキンは化粧品ではなく指定医薬部外品なので、毎日顔に塗るのはどうなんだろう…?というお話。
- 指定医薬部外品とは?
-
もともと医薬品だった製品が「効果が比較的緩和なもの」を中心に規制緩和され、指定医薬部外品と呼ばれるようになった
身体に使用(服用、塗布、洗浄など)する製品は、薬機法により「医薬品」「新指定医薬部外品」「新範囲医薬部外品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、効果・効能の範囲が明確に分かれています。
花王プロフェッショナル・サービス「薬事品とは?」より抜粋
このうちの
- 新指定医薬部外品
- 新範囲医薬部外品
の2種類が、商品パッケージに「指定医薬部外品」と書かれている商品です。
医薬部外品(薬用)と医薬品の間
くらいの位置づけです。
「ひび・あかぎれ・手荒れを治す!」というコピーが書けるのも、ユースキンが指定医薬部外品だから。
化粧品はきまりがあるので書けないんです
ただしお肌に塗るものに関しては、「効果が強ければ強いほどいい!」とは言えないところもあったりして…。
たとえば、YoutubeやX(旧Twitter)で活動されているかずのすけさん(@kazunosuke13)は、抗炎症成分がしっかりと配合されたスキンケア製品を欠かさず使い続けることで、
そのスキンケアを止めたときにリバウンドのような状態になってしまう可能性があると示唆されていて、毎日ではなくたまに使う程度を推奨しています。
いずれの成分も医薬品にも使われている抗炎症成分で、医薬部外品に両有効成分というのもとても珍しく、肌荒れ兆候の時に予防的に使用するならOKですが、日常的に使用する場合はこの強力な抗炎症効果に依存してしまわないように使い方を工夫したいです。個人的には毎日ではなくたまに使う程度を推奨。
— かずのすけ (@kazunosuke13) April 7, 2020
ユースキンも
- 指定医薬部外品であること
- 抗炎症成分が配合されていること
を考えると
- お肌の調子がちょっと怪しい…?というときに肌荒れ防止として
- お肌の乾燥がひどい時のスペシャルケアとして
といった使い方が向いているのかな?と思います。
ちょっとあいまいな書き方になってしまいましたが、詳しく分かったらまた更新しますね
実際にユースキンを塗って寝てみた
フェイスクリームの代わりにユースキンを使ってみる
夜のスキンケアの、フェイスクリームの代わりにユースキンを使ってみました。
使用感などを以下にまとめます。
- 使用感
-
- メントールに近い独特のスーッとする香り(顔に塗るとダイレクトに香るので好き嫌いが分かれそう)
- かなり油分の多いこってりクリーム
- べたべたする
- 翌朝のお肌の状態
-
- 油分でちょっとテカテカ
- お肌はしっとり
- 1週間後のお肌の状態
-
- しっとり感ともっちり感はアップ
- 3日目くらいにおでこ・あごニキビが発生
- その後少量を手のひらに伸ばし、ハンドプレスするやり方に切り替えたら発生しにくくはなった
ユースキンを使ってみてわかったこと
- 乾燥がひどい時には頼りになる
- 使う量は指先にちょっとだけがおすすめ
- ユースキンを指先にちょっとだけとる
- 両方の手のひらによく伸ばす
- 両方の手のひらで顔をハンドプレスする
たくさん塗ると、べたついてニキビができやすくなってしまいました。(これは著者がグリセリンが苦手だからかも)
うすーい膜を作るように塗るのがおすすめです。
ユースキンのパッケージには「よくすり込んでください」と記載されているのですが、顔に塗る場合は摩擦が気になるな…と思ってこの塗り方にしてみました。
夏場は厳しいかもしれませんが、冬場の乾燥する時期には活躍してくれそう
また、手荒れやささくれにはとりあえずこれ常備しておけばいいよねという感じ。(本来はそちらの使い方ですしね)
いざという時に頼れるクリームです。
ユースキンにはチューブタイプとジャータイプがあって、コスパはジャータイプが若干いいのですが、手軽に使えて手の汚れないチューブタイプが使いやすくて好きです。
まとめ
- ユースキンは、お肌に合えば顔にも使用できる(目の周りは避けて塗る)
- 肌の調子が微妙なときのスペシャルケアとして使用するのがおすすめ
- 使用する量はほんのちょっとでOK
※当記事は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
ナールスエイジングケアアカデミー「化粧品かぶれは美肌の敵!症状・原因と対策を知ろう」
https://eijingukea.nahls.co.jp/nayami/d/keshohin-kabure/,(参照日2023-8-28)
天真堂 コラム「指定医薬部外品とは~医薬部外品との違い~」
https://www.tenshindo.ne.jp/column/2017/2352,(参照日 2023-08-31)
化粧品成分オンライン「TEAの基本情報・配合目的・安全性」
https://cosmetic-ingredients.org/ph-adjuster/3256/,(参照日 2024-01-12)