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洗顔後ティッシュのデメリットを考察してみた【アリ?ナシ?】

どんなに食事やスキンケアに気をつけていても、できてしまうニキビや肌荒れ。
そんな肌トラブル対策のために、洗顔後にティッシュで顔の水分をふきとるというスキンケア法がSNSで盛り上がっています。
(とりあえず洗顔後ティッシュと呼んでいます)
調べてみると「お肌の調子がよくなった!」「肌荒れしにくくなった!」など絶賛の声が多いのですが、何かデメリットがありそうでちょっと気になりませんか?
今回の記事では、洗顔後ティッシュにデメリットを考察し、実際に自分でやってみた体験談をまとめました。
- 洗顔後ティッシュのデメリット
- 洗顔後ティッシュを実際にやってみた体験談
- ネピアティッシュと、無印良品&ダイソーの竹パルプティッシュの比較


洗顔後にティッシュでふくデメリットについて考える

ティッシュの安全性は?漂白されているって本当?
洗顔後にティッシュを使うにあたって、まず気になるのは安全性かなと思います。
一般的に売られているティッシュはほとんどが真っ白。
あの白さを出すために「なにか良くないもので漂白しているのでは…?」と思わなくもないですよね。
ふきとるだけとはいえ
- 肌に触れるもの
- 毎日使うもの
なのでいろいろ調べてみました。
結論を書くと
お肌が弱い人や敏感肌の人にとっては刺激になるかもしれない
という感じです。
昔のティッシュは塩素で漂白されていた
ひと昔前まで、ティッシュは塩素で漂白されていました。
塩素漂白というと、家庭ではハイターなどがよく使用されていますけど「必ず換気すること」や「皮膚についたらすぐ洗い流すこと」など大きく注意書きがありますよね。
それほど塩素は人体には危険なもの。
この塩素が紙に残留する可能性や、パルプを漂白する過程でダイオキシンが排出されることが問題になり
現在ではほとんどが無塩素漂白に切り替わっている
ということです。
現在ではECFという漂白方法が主になっている
現在では、無塩素漂白はECFとTCFという2つの方法に分かれていて、日本ではECFという漂白方法が主流です。
株式会社 梅原洋紙店 紙名手配 「ECFとTCF」より引用し抜粋
ECF
(Elemental Chlorine Free)基本的には塩素を使わず、二酸化塩素などで代用する漂白方法 TCF
(Total Chlorine Free)元素レベルでも塩素を使わない漂白方法

ふむふむ、それじゃECFならティッシュに塩素が残ったりしないの?



残念ながら、ごく微量ではありますが塩素化合物が残ってしまうそうなんです
パルプを漂白する際に塩素そのものは使わないが、二酸化塩素などで代用するというものです。しかし、元素レベルでは塩素を含むため微量ながら塩素化合物が残ります。
※株式会社 梅原洋紙店 紙名手配 「ECFとTCF」より引用
だったら、元素レベルでも塩素を使っていないTCFにすればいいんじゃないの?と思うのですが、TCFはTCFでコスト増の問題があったり、紙の強度が弱くなってしまったりで導入は簡単ではないのだそう。
漂白ティッシュを使う場合は敏感肌の人はちょっと注意
微量の塩素化合物が残るとはいえ、ティッシュを大量に食べるわけではなくお肌をふきとるだけなので、人体に悪影響が出るとは考え難いです。
だけど、とくに敏感肌の人はこの微量の塩素に反応しないとも言い切れないかも…と。
洗顔後ティッシュをする際は、お肌の状態に注意しながら試してみてくださいね。
もしくは、無漂白ティッシュを使用するのもおすすめです!
最近では
- 100円ショップ(ダイソー・セリア・キャン★ドゥなど)
- 無印良品
- カインズ
で、竹パルプから作られた無漂白ティッシュが販売されています。
ドラッグストアやスーパーなど身近で買えるのは、無漂白キッチンペーパーあたりでしょうか…?



吸水性はむしろキッチンペーパーのほうがよさそう
ティッシュの消費量が増える
SNSを見ていると、一度の洗顔でティッシュを3枚ほど使用する人が多いようです。
朝晩で6枚使用すると仮定すると、1年(365日)で2190枚という計算になります。
1人だとたった2000枚くらいだと思いますが、SNSの力ってすごいので、もしもバズって大勢の人が洗顔後ティッシュをはじめると…結構とんでもない数字になってしまうのでは…?



日本人のティッシュ消費量は世界一だそう
とはいえ著者も花粉症でティッシュにはお世話になっているので、SGDSだのエコだのと書ける立場ではないですね…。
そこでおすすめなのが、FSC®認証のティッシュか、上でもご紹介した竹パルプを使用したティッシュです。
- FSC®認証とは
-
「森林の管理が環境や地域社会に配慮して適切に行われているかどうか」を評価・認証し、そうした森林からの生産品であることを証明するものです。
消費者がFSC認証を受けた製品を選ぶことで、適切な森林管理を行う林業者や地域を支援し、その生産品を原材料として使う企業や事業者を支持することになり、世界全体の森林保全へとつながります。
FSC®応援プロジェクト 「FSC®認証とは」より抜粋 - 竹パルプティッシュとは
-
- 成長速度が速い竹のメリットを生かして作られているティッシュ
- 樹木は木材としての利用に10年ほどかかる一方、竹は3年ほどで利用できる
- 植物そのものの力が強く農薬を必要としないので、環境への優しさなどから近年注目を浴びている
身近で買えるFSC®認証ティッシュとしては、普通のネピアティッシュ(同じネピアの鼻セレブはFSC®認証ではないようでした)と、カインズの竹パルプティッシュがあります。



できれば美容にも環境にも配慮できれば一番ですよね
ということで、
洗顔後ティッシュのデメリットは、工夫次第で避けることができる
ことが分かりました。
洗顔後ティッシュ 実際にやってみた
デメリットが分かったところで、実際に洗顔後ティッシュを試してみてお肌に変化が得られるのか試してみたいと思います。
ネピアのティッシュ・無印良品&ダイソーの竹パルプティッシュを比較
無印良品で竹パルプ100%ティッシュを買ってきました!
ダイソーのものは、残念ながら近所のダイソーではどこも売り切れで買えませんでした。
購入出来たら追記するかもです。(購入できたので追記しました)
今回は一般的なティッシュの中でも
- FSC®認証のあるティッシュ(ネピア)
- 無印良品の竹パルプティッシュ
- ダイソーの竹パルプティッシュ
の3種類を比較していきます。
こんなにまじめにティッシュについて考えるのは初めてかも。笑




購入のしやすさは、スーパーやドラッグストアにも置いてあるネピアが一番。
ダイソーの竹パルプティッシュは運が良ければ購入できるという感じでした。
ネットでは、無印良品で竹パルプティッシュが購入できます。


ティッシュのサイズ感の違い
次はティッシュのサイズ感について。
ネピアと無印良品は同じくらいのサイズだと思っていたのですが、結構大きさが違いました。
ネピアは一般的な箱ティッシュのサイズで、無印良品のほうが一回りほど小さいサイズになっています。


次に無印良品とダイソーの竹パルプティッシュを比較すると、ダイソーの方がかなり小さめでした。
ダイソーの竹パルプティッシュは、顔をふくには少し小さいかもという印象です。


肌触りの違い
肌触りに関しては原料の違いなのか、ネピアが最も柔らかいです。
無印良品とダイソーの竹パルプティッシュも、竹から作られているということでイメージしていたよりはカサカサしていないという印象です。



一般的なティッシュに、ちょっとペーパーナプキンのカサッと感をを足したような肌触り
実際の使用感の違い
使用感は、実際に顔を洗って試してみました。
洗顔した後ティッシュを顔にふわっとのせて、摩擦しないように上から押さえて顔の水分をふきとります。
- ネピア
-
1枚ではふにゃふにゃになり顔にはりついてしまう
- 無印良品竹パルプ
-
紙がしっかりしていて1枚でもギリギリふきとれる
- ダイソー竹パルプ
-
紙が薄くて小さいので3枚くらい必要
ネピアティッシュとダイソー竹パルプティッシュは、完全に水気をふきとるためには最低でも3枚は使用しないと足りない感じでした。
竹パルプティッシュのカサッと感もそれほど気にならなかったので、著者は無印良品竹パルプティッシュの使用感が一番好みでした。
カサカサが気になるときはクレンジングタオルもおすすめ
ティッシュはどうしてもカサカサして気になるという時は、クレンジングタオルもあります。
ITO(アイティーオー)というメーカーのものが先駆けだと思いますが、最近ではコットンで有名なシルコットからも発売されていたりと、かなりの人気に。




コスパは少し上がってしまいますが、ITOはダイソーにミニサイズも売っていたので、試してみるのはありかもです。
洗顔後ティッシュを始めてからのお肌の変化
現在は竹パルプティッシュを使って洗顔後ティッシュを続けていて、現在で1年ほど経ちました!
SNSで投稿されていたような劇的な変化はないのですが、ホルモンバランスの関係でニキビができる時期に肌荒れが悪化しづらくなった…?というのは感じています。
その時期にニキビができると膿むまで腫れてしまうのが常なのですが、あれ、今回はそこまでいっていないかも?という。



タオルを使用しないことでアクネ菌の繁殖が抑えられていたりする…?
色んな要因があると思うので、洗顔後ティッシュのおかげだと確実には言えないですが、もう習慣になってしまったのでこれからも続けていこうかなと思っています。
今後も気づいたことがあれば追記しますね。
なので著者の中で
洗顔後ティッシュは今のところあり
です!
まとめ
- 一般的なティッシュはECFという方法で漂白されている
- 洗顔後のティッシュに漂白されたティッシュを使用する場合、敏感肌の方は残留塩素化合物に注意が必要
- 洗顔後に使うティッシュはFSC®認証ティッシュか無漂白竹パルプティッシュがおすすめ
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
bamboo roll「竹でつくったトイレットペーパーの定期便」
https://bambooroll.jp/blogs/study/researcher_report,(参照日2022-02-13)
株式会社 梅原洋紙店 紙名手配「パルプの漂白」
https://www.shimeitehai.co.jp/tpx/ecf/tecf.htm,(参照日2022-02-13)