※当ブログは記事内にPR・広告を含みます
トゥヴェールナノエマルジョンの違いって?3種類を徹底比較してみた
お肌の内側は乾燥しているのに、外側は皮脂でべたつく…。
そんなインナードライ*肌の人から高い支持を集めているトゥヴェールナノエマルジョン。
セラミドアイテムとしては比較的お手頃な価格ながら、セラミド成分・美容成分を贅沢に配合しています。
当記事では、3種類のナノエマルジョンを徹底比較。
セラミド成分やその他の成分の違い、テクスチャの違いを比較して「結局どれがおすすめか?」をご紹介しています。
このブログに来てくださっているのはグリセリンフリーをしている方が多いと思うので、当記事ではナノエマルジョン3種類の違いを比較しつつ、グリセリンフリーのナノエマルジョンプラスとディープに主に触れています。
* 角質内の乾燥
- ナノエマルジョン3種類どれがおすすめ?
- ナノエマルジョン3種類の成分比較
- ナノエマルジョンプラス・ディープのテクスチャ比較
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。
トゥヴェールのナノエマルジョンは3種類
トゥヴェールのナノエマルジョンは
- ナノエマルジョン
- ナノエマルジョン プラス
- ナノエマルジョン ディープ
の全部で3種類。
もともとナノエマルジョンのみだったのが、2020年にプラスが発売され、さらに2022年にディープが発売されました。
ナノエマルジョン・プラス・ディープの全成分(タップで開く)
ナノエマルジョン | 水、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、グリセリン、BG、DPG、ペンチレングリコール、水添レシチン、乳酸桿菌/ワサビ根発酵エキス、ラウリン酸ポリグリセリル-10、PCA-Na、セラミド3、PCA、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、異性化糖、ローズマリー葉エキス、ポリクオタニウム-51、乳酸桿菌発酵液、フェノキシエタノール、乳酸Na |
ナノエマルジョン プラス | 水、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ジグリセリン、BG、DPG、プロパンジオール、ペンチレングリコール、セチルヒドロキシプロリンパルミタミド、セラミド3、オリザノール、トコフェリルリン酸Na、アルギニン、PCA-Na、アスパラギン酸、PCA、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、乳酸Na、異性化糖、ポリクオタニウム-51、サガラメエキス、ブドウ果実エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、フィチン酸、水添ホスファチジルコリン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ジメチコン、フェノキシエタノール、酸化銀 |
ナノエマルジョン ディープ | 水、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、BG、ジグリセリン、パルミチン酸エチルヘキシル、ポリグリセリン-3、ペンチレングリコール、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、水添レシチン、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、フィトステロールズ、エクトイン、メドウフォーム種子油、グリコーゲン、異性化糖、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、タウリン、リシンHCl、アラニン、ヒスチジンHCl、アルギニン、セリン、バリン、トレオニン、プロリン、フェニルアラニン、グルタミン酸、ロイシン、グリシン、イソロイシン、トコフェリルリン酸Na、カンゾウ葉エキス、ブドウ果実エキス、スイゼンジノリ細胞外多糖体、ポリクオタニウム-51、加水分解ヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、ツボクサエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、グリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン、PEG-60水添ヒマシ油、クエン酸、クエン酸Na、ラベンダー油、ダマスクバラ花油、ニオイテンジクアオイ油、トコフェロール、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、フェノキシエタノール |
どれも乾燥肌&インナードライ*1肌対策の乳液なんですが
- 配合されているセラミドの種類や数が違う
- それぞれセラミドのナノカプセル化・乳化法の技術が異なる
- ディープだけやたら成分数が多い
という感じで、中身はかなり別物。
ざっと特徴をまとめてみるとこんな感じになっています。
ナノエマルジョン | ナノエマルジョン プラス | ナノエマルジョン ディープ | |
---|---|---|---|
保湿力 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
香り | 無香料 | 無香料 | ラベンダーローズの香り |
肌質 | インナードライ 乾燥肌 | インナードライ 乾燥肌 敏感肌 | インナードライ 乾燥肌 |
グリセリンフリー |
先におすすめを書くと、ゆるグリセリンフリーをしている著者は
- 敏感肌ならナノエマルジョンプラス
- 乾燥肌・超乾燥肌ならナノエマルジョンディープ
がおすすめです!
- ナノエマルジョン プラス
-
- メリット
-
- セラミド自身でナノ乳化するトゥヴェール独自技術を採用
- 肌なじみが良く使い心地が優しいので、敏感肌でも使いやすい
- オイルフリーでさっぱり
- デメリット
-
- 保湿力が控えめなので、乾燥がひどい場合には物足りない可能性も
- ナノエマルジョン ディープ
-
- メリット
-
- 多重ナノカプセルを採用で、より保湿力と浸透力*に優れる
- 配合されたセラミドの種類が多い(高価な天然ヒト型セラミドも配合)
- デメリット
-
- オイル(エステル油・油脂)・精油成分配合なので苦手な人には合わないかも
- 塗った後に少しべたつく
* 角質層まで
どちらも質感はさらっとしていて使いやすい乳液です
ナノエマルジョンはグリセリンが使える方なら良いアイテムだと思いますが、セラミド成分の種類も少ないので、個人的にはあえて選ばなくてもいいかな…?という気はします。
成分については、次の章で詳しく比較してみました。
トゥヴェールナノエマルジョン3種類の成分の違いを比較
セラミド成分の違い
まず何が一番違うかというと、配合されているセラミドの種類です。
ヒト型セラミドを比較してみると、ナノエマルジョンとナノエマルジョン プラスには「セラミド3」が配合されています。
セラミド3はセラミドNPの旧表示なので、セラミド3=セラミドNPとなります
なので、ヒト型セラミドの種類は「ナノエマルジョン ディープ」が最も多いですね。
ナノエマルジョン | ナノエマルジョン プラス | ナノエマルジョン ディープ | |
---|---|---|---|
ヒト型セラミド | セラミド3(セラミドNP) | セラミド3(セラミドNP) | セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP(天然醬油粕セラミドを含む) |
疑似セラミド (セラミド類似成分) | ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) | ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) セチルヒドロキシプロリンパルミタミド | ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) |
ナノエマルジョン | ナノエマルジョン プラス | ナノエマルジョン ディープ | |
---|---|---|---|
ヒト型セラミド | セラミド3(セラミドNP) | セラミド3(セラミドNP) | セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP(天然醬油粕セラミドを含む) |
疑似セラミド (セラミド類似成分) | ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) | ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) セチルヒドロキシプロリンパルミタミド | ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) |
- ヒト型セラミドとは?
-
- ヒトのお肌にあるセラミドとほぼ同じ構造のセラミド
- 酵母を化学合成して作られるものがほとんど
- 最近では天然醤油粕から精製した天然ヒト型セラミドも開発されている(合成のヒト型セラミドと比べて保湿力が高いとの情報あり)
ナノエマルジョン ディープには天然ヒト型セラミドも配合されているので、セラミド成分的にはやっぱりディープがおすすめです。
疑似セラミドは、お肌に存在するセラミドと似せて化学合成した成分。
ヒト型セラミドほどではないですが、お肌のバリア機能をサポートしてくれると言われています。
ナノカプセル化・ナノ乳化技術の違い
次に異なるのは、セラミドや美容成分の肌への浸透*1を高めたり、肌なじみを良くしたりという技術の違いです。
引用元:トゥヴェール公式サイト
- ナノエマルジョン
-
- リン脂質で包み込んだナノカプセルでお肌への浸透力が高い*
- ナノエマルジョンプラス
-
- 独自のセラミド乳化法で肌なじみ◎
- 乳化剤を使っていないので敏感肌の人も合う可能性が高い
- ナノエマルジョンディープ
-
- リン脂質で包み込んだ多重膜構造のナノカプセルで浸透力が高い*1
- 玉ねぎ状に重なったリン脂質が一枚一枚剝がれ、じっくり角質層に成分を届けてくれる
どれがいいかひとつに決めるのはなかなか難しい
このあたりは肌質との相性や、保湿感など使い心地の好みになってくる気がします。
*1 浸透は角質層まで
ナノエマルジョン3種類で共通の成分
セラミド成分以外の美容成分で、ナノエマルジョン・プラス・ディープで共通するのは
- アミノ酸
- 異性化糖
- ポリクオタニウム-51
などの保湿成分。
異性化糖はペンタバイティンと呼ばれていて、 肌の天然保湿因子(NMF)と似た構造なので、高い保水効果を持っていると言われています。
ポリクオタニウム-51は別名リピジュア®*1という成分。
とても優秀な保湿成分で、洗い流されにくくうるおいをキープして健やかなお肌へと導いてくれます。
*1 リピジュア、LIPIDUREは日油株式会社の登録商標です。
ナノエマルジョン3種類で異なる成分
ナノエマルジョン・プラス・ディープで異なる成分はかなりたくさんあったので、目ぼしい成分を抜き出してみました。
プラス・ディープには
- マンダリンオレンジ果皮エキス
- トコフェリルリン酸Na
が入っています。
- マンダリンオレンジ果皮エキス
-
- マンダリンクリアやチンピエキスと呼ばれることもある成分
- 乾燥ぐすみやお肌のハリにアプローチ
- サガラメエキスとの組み合わせでバリア機能をしっかりサポートするはたらきが期待できるa)
もちっこナノエマルジョンプラスのみサガラメエキスも入っています
- トコフェリルリン酸Na
-
- ビタミンE誘導体の一種
- 肌荒れを防いで健やかなお肌に整える
さらにディープにはヒアルロン酸Na・エクトインなどの保湿成分や、グリチルリチン酸2Kやアラントイン・ツボクサエキスといった肌荒れを防ぐ整肌成分も配合されています。
とくにエクトインは近年注目されていて
- 高い保水効果
- コラーゲンをサポート
- 紫外線などによる乾燥からお肌を守る
といったはたらきが期待できる成分。
まとめると
- ナノエマルジョン
プラス -
- オイルが苦手でさっぱりした使い心地が好みの人
- 合わない成分が多めの敏感肌の人
- ナノエマルジョン
ディープ -
- セラミド成分だけでなく色んな角度からしっかり保湿したい人
- 乾燥肌・超乾燥肌の人
におすすめです!
トライアルセットとしては、ナノエマルジョンディープが試せる「トゥヴェール ホワイトニングトライアルセット」が販売されています。
成分だけでは分かりにくいことも多いので、ナノエマルジョン3種類を試せるトライアルセットがあれば嬉しいですよね
トゥヴェールナノエマルジョンのディープ・プラスのテクスチャの違い
著者は朝にオイルフリーのプラス、夜にはディープを使っているので、テクスチャを比較してみました。
- プラス ➡ 真っ白の色味・とてもさらさら
- ディープ ➡ ほんのり青白い色味・さらさらだけど塗った後しっとり
です。
質感はどちらもさらさらの乳液ですが、プラスの方がまったく粘度のないさらさら感で、塗った後もべたつきがほぼありません。
ディープはオイルが配合されているからか、塗った後に表面がより保湿されている感があります。(ちょっとぺたぺたする使い心地)
テクスチャからすると
- 朝やメイク前に使うならプラス
- 夜に使うならディープ
がおすすめです。
まとめ
- トゥヴェールのナノエマルジョンはノーマル・プラス・ディープの3種類
- プラス・ディープはグリセリンフリー
- 敏感肌の人やオイルが苦手ならプラス、乾燥肌の人はディープがおすすめ
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
Genuine R&D ロート製薬関連企業『世界初の「天然ヒト型セラミド」』
https://genuinerd.com/product/ceramide/,(参照日 2024-5-5)
ファンケル『コラーゲンの分泌を速める新素材「エクトイン」を発見』
https://www.fancl.jp/laboratory/report/70/index.html,(参照日 2024-5-6)
a)植松史帆 竹田竜嗣.サガラメエキスおよびマンダリンオレンジ果皮エキスを配合した化粧品によるフィラグリンタンパク質産生促進効果の検証.診療と新薬.2022,vol.59,p.275-281.
https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0059_05_0275.pdf,(参照日 2024-5-7)