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マシュマロフィニッシュパウダーだけでベースメイクは完成するのか試してみた
キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーは、仕上げ用パウダーとしては定番の人気の商品ですよね。
そこそこカバー力があり、肌色で、UV効果もあります。
もしや時短ベースメイクとして使えるのでは…?
そこで今回の記事ではマシュマロフィニッシュパウダーだけでベースメイクを完成させることができるのか調査するべく、
スキンケア後にそのままマシュマロフィニッシュパウダーを使ってみたり、数パターンを実際に試してみました。
- マシュマロフィニッシュパウダーだけでベースメイクが完成するのか
- マシュマロフィニッシュパウダーの成分は時短ベースメイクとして適しているか
- その他のおすすめプチプラ時短ベースメイク
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マシュマロフィニッシュパウダーの成分
マシュマロフィニッシュパウダーの全成分
マイカ、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シリカ、ジメチコン、トリエチルヘキサノイン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、酸化亜鉛、水酸化Al、ステアリン酸、メチルパラベン、メチコン、BHT、BG、水、スクワラン、オリーブ果実油、ツバキ種子油、トコフェロール、ブドウ種子油、ホホバ種子油、リンゴ酸ジイソステアリル、合成フルオロフロゴパイト、ヒアルロン酸Na、アルブチン、カニナバラ果実油、加水分解コラーゲン、カミツレ花エキス、シソ葉エキス、セイヨウトチノキ種子エキス、トリエトキシカプリリルシラン、ハトムギ種子エキス、ユキノシタエキス、ローズマリー葉エキス、ローヤルゼリーエキス、タルク、酸化チタン、酸化鉄
※キャンメイク公式サイト マシュマロフィニッシュパウダー商品ページより抜粋
時短ベースメイクに使えるような成分なの?
マシュマロフィニッシュパウダーの全成分を見ていくと、
- 脂性肌なら使えそう
- 乾燥肌はカサカサになる可能性あり
という印象です。
マシュマロフィニッシュパウダーの口コミを見ると「乾燥する」という意見を結構見かけたのですが、
乾燥の原因は、紫外線吸収剤メトキシケイヒ酸エチルヘキシルがお肌に合っていないか、酸化亜鉛の皮脂吸着効果によるものかな…?と思います。
- UVカット効果はSPF50/PA+++
- 紫外線吸収剤メトキシケイヒ酸エチルヘキシル・紫外線散乱材酸化亜鉛配合(酸化チタンはおそらく着色剤としての配合)
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシルはお肌への刺激が強いので合わない人もいる
- 酸化亜鉛は皮脂中の脂肪酸と結合して、固化し毛穴を詰まらせてしまう可能性がある
その他にはトリエチルヘキサノインなどの油性基材や、保湿成分のヒアルロン酸Naや加水分解コラーゲン、
しっとり感をプラスするスクワランや植物オイルなどが配合されていますが、
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルが成分表の上位にあること、酸化亜鉛が配合されていることを考えると、敏感肌・乾燥肌の方におすすめとは言いづらい成分になっています。
マシュマロフィニッシュパウダーを3パターンで試してみる
マシュマロフィニッシュパウダーを色んなパターンで試してみました。
- スキンケア&マシュマロフィニッシュパウダー
- 日焼け止め&マシュマロフィニッシュパウダー
- 化粧下地&マシュマロフィニッシュパウダー
結論だけ知りたい!という方は 【まとめ】一番おすすめなのはどのパターン? にジャンプできます。
スキンケア&マシュマロフィニッシュパウダー
まず最初は、スキンケア後すぐにマシュマロフィニッシュパウダーを使用するパターン。
マシュマロフィニッシュパウダーだけというタイトルなので、とりあえずは日焼け止めも何も塗らず、スキンケア後に直で塗ってみました。
- ニキビ跡やシミ
-
- ほとんど隠れない
- うすーいベールがかかったように少し薄くなる*
*メーキャップ効果による
- 毛穴
-
- 目立ちづらくはなっている
- 小さな毛穴は問題ないが、頬のたるみ毛穴にパウダーがたまる
- 乾燥
-
- とても乾燥する
- 粉っぽくカサカサする
お肌に塗った瞬間からちょっとパサつきを感じていて、パウダーが粉浮きして乾燥してしまいました。
朝にマシュマロフィニッシュパウダーを使用してそのまま過ごし、夕方には頬の毛穴落ちも気になりました。
シミやニキビ跡なども少し薄くなる程度で、マシュマロフィニッシュパウダーだけでベースメイクを完成させるのは少し厳しそう。
著者は30代半ばなので、シミなどの少ない方であれば使用できるかも
フェイスパウダーは数値通りのUVカット効果が出ない?
フェイスパウダーのみのUVカット効果についてはSPF50/PA+++と書かれていても、
実際には数値通りの効果が出ない
と言われています。
パウダー状だとどうしてもお肌への密着度が低く、塗り残しやムラができてしまうので、フェイスパウダーのみでのUV対策はできるだけ避けた方がいいそう*1。
スキンケア+マシュマロフィニッシュパウダーの組み合わせで使用する場合は、
- 室内で過ごすときだけにする
- 外出する時は上からUVカットスプレーを使う
などして対策する方が良さそうです。
スキンケアの時にUVオールインワンジェルを使用するのもおすすめです。
日焼け止め&マシュマロフィニッシュパウダー
2パターン目は、日焼け止めを塗った後にマシュマロフィニッシュパウダーを使用します。
日焼け止めは普段から愛用しているロート製薬のスキンアクア ネクスタ シールドセラムUVエッセンスを使いました。
見た目は白いですが、伸ばすと透明になってお肌をうっすらトーンアップ*してくれます。
しっとりしているのにべたつきがほとんどないところが気に入って何度もリピ買いしている商品。
*メーキャップ効果による
- グリセリンフリー&酸化亜鉛フリー
- 石けんオフ可能
なので、皮脂や毛穴目立ちが気になっている人には特におすすめの日焼け止めです。
- ニキビ跡やシミ
-
- スキンケア&マシュマロフィニッシュパウダーより、ニキビ跡やシミがカバーできている
- プラスでコンシーラーを使用すればほとんど目立たなくなる
- 毛穴
-
- スキンケア&マシュマロフィニッシュパウダーより目立たなくなる
- 夕方の毛穴落ちも軽減
- 乾燥
-
- 乾燥しない
- 粉浮きはほとんどなし
わりとしっとり系の日焼け止めなので、お肌の乾燥は日焼け止めを塗った方がかなり軽減されました。
毛穴に関しても、日焼け止めのおかげでパウダーの密着度が上がっているのか毛穴落ちが目立たなくなっていました。
お肌への負担も感じられずとてもよい組み合わせでした
化粧下地&マシュマロフィニッシュパウダー
3パターン目は化粧下地+マシュマロフィニッシュパウダーです。
VDLのピンクのカラーコントロールベースを使用しました。
ピンクというよりピンクベージュに近い色なので、肌なじみがよく自然にお肌をトーンアップ*できます。
*メーキャップ効果による
こちらは酸化亜鉛フリーですが、ジメチコンやシクロペンタシロキサンなどのシリコンが配合されているので、
それなりに皮膜感のある化粧下地になっています。(崩れにくいのでしっかりメイクの時には便利)
- ニキビ跡やシミ
-
- 3パターンの中では、一番ニキビ跡やシミをカバーできる
- コンシーラーも使用すれば「きちんとお化粧してます」感が出せる
- 毛穴
-
- 3パターンの中では、最も毛穴が目立ちにくい
- 乾燥
-
- 少し乾燥する
- 粉浮きはほとんどなし
少し乾燥したものの、カバー力・毛穴落ちともに最も目立たなかったのは化粧下地+マシュマロフィニッシュパウダーのパターンでした。
ただ石けんでは落ちない化粧下地なので、しっかりクレンジングが必要。
石けんで落とせるマシュマロフィニッシュパウダーのメリットを生かすなら、少し使いづらい組み合わせかな?と思います。
【まとめ】一番おすすめなのはどのパターン?
試した結果をまとめると、
- マシュマロフィニッシュパウダーだけでも素肌のきれいな方、脂性肌の方ならいける可能性がある
- UV対策は別に必要
という結論になりました。
カバー力や保湿力などを表にまとめるとこんな感じ。
マシュマロフィニッシュパウダーだけ | パウダー&日焼け止め | パウダー&化粧下地 | |
---|---|---|---|
ニキビ跡・シミカバー | |||
毛穴カバー | |||
保湿 | |||
石けんオフ |
著者の一番のおすすめは、日焼け止め+マシュマロフィニッシュパウダーです!
メリットは、
- 外出した時に十分なUVカット効果を得られる
- ほどよくお肌の粗を隠すことができる(コンシーラーがあればほぼ目立たなくなる)
- 石けんオフができる
ところ。
近年ではカラーコントロール機能つきの日焼け止めも発売されているので、そちらを使用して頂くとお肌のくすみまでカバーできると思います。
石けんオフできる
カラーコントロール日焼け止め
マシュマロフィニッシュパウダー以外の時短ベースメイク5選
時短メイクをしたい人におすすめのベースメイクを厳選しました。
化粧下地不要でベースメイクが完成できる商品や肌ケアしながらメイクできる石けん落ちの商品などを選んでいるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
キャンメイク ルミナスルナパクト
マシュマロフィニッシュパウダーと同じキャンメイクから発売されている時短ベースメイク商品。
- バーム状ファンデーションにグロウクリームがついていて、自分好みのツヤ感が出せる
- ファンデーション側(SPF50+/PA++++)・グロウクリーム(SPF22/PA+)
- 化粧下地不要で、スキンケア後にそのまま塗れる
タイムシークレット ミネラルエッセンスBB
マツキヨなどで先行販売されていて一時期話題になった、タイムシークレットのスティック状バームファンデーション。
- UVカットはSPF25/PA++
- 1本で4役(日焼け止め、プライマー、ファンデーション、コンシーラー)
- バームがお肌の上でとろけてさらさらパウダーに変化する
スティック状なので気になるところにササッと塗れてメイク直しにもおすすめです。
プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ
2023年2月に発売されたプリマヴィスタの時短ベースメイク商品。
カバー力が高く、マスクこすれにも強い商品です。
- SPF35/PA+++
- ジェル状ファンデーションがお肌の上でパウダーに変化するので、フェイスパウダーなしでもOK
- 1本で5ステップが完成( ①日やけ止め乳液 ②化粧下地③コンシーラー④おしろい⑤フェースカラー)
イハダ 薬用フェイスプロテクトパウダー
資生堂のIHADA(イハダ)から発売されているフェイスパウダー。
マシュマロフィニッシュパウダーよりもしっとりめの使用感で、ブルーライトカット機能つきのため普通肌・乾燥肌の方はこちらがおすすめです。
- SPF40/PA++++
- 医薬部外品で、美白*有効成分のm-トラネキサム酸配合
- 紫外線吸収剤不使用
- お肌を肌あれ要因から守ってくれる(紫外線・pm2.5・花粉・ブルーライト)
- 石けんオフできる
*メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
セラフォア エッセンスパウダー
- SPF25/PA++
- ビタミンC誘導体*1配合
- ヒト型セラミド3種類*2でお肌のうるおいを保つ
- 石けんオフできる
*1 テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(保湿成分)*2 セラミドNP、セラミドAP、セラミドNG(保湿成分)
UVカットは低めですが、ビタミンC誘導体の中でもお肌への刺激が抑えられている油溶性のビタミンC誘導体や、
お肌のうるおいをサポートするヒト型セラミド3種類が配合されていて敏感肌や乾燥肌の方におすすめのパウダーです。
まとめ
- マシュマロフィニッシュパウダーだけではカバー力がほとんどなく、乾燥してしまう
- お肌にニキビ跡やシミの少ない方ならマシュマロフィニッシュパウダーだけでも使用できる可能性がある
- おすすめは日焼け止め+マシュマロフィニッシュパウダー(コンシーラーも併用すると◎)
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
*1)FRONTROW『日焼け止めパウダーは「使い方」によって効果半減!?専門家が正しい使用方法を伝授』
https://front-row.jp/_ct/17436148,(参照日 2023-4-16)