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無印良品のオイルクレンジング敏感肌用は油脂クレンジング?成分解析と実力レビュー

お肌への優しさやコスパ、飾らないシンプルさが魅力の無印良品コスメ。
近年ではこだわりが感じられるスキンケアアイテムが多くて、ますます頼れる存在になっています。

今回の記事ではその中でも人気の、無印のオイルクレンジング・敏感肌用について記事にしました
「オイルクレンジング・敏感肌用」は油脂クレンジングなの?毛穴ケア*に使ってもいい?成分のポイントや実際の使用感は?など、購入前に気になるポイントを詳しくご紹介します。
* 当記事の毛穴ケアは、毛穴汚れを洗い流すことです
- 油脂クレンジングとは?
- 無印良品のオイルクレンジング・敏感肌用は油脂クレンジングって本当?
- 無印良品のオイルクレンジング・敏感肌用を実際に使ってみたレビュー
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。




油脂クレンジングとは?


油脂クレンジングってどんなクレンジング?
油脂クレンジングは、クレンジングオイルの一種で
油脂という種類のオイルをメインに使ったクレンジングのこと。
たとえば、植物から抽出される
オリーブ油
コメヌカ油
トウモロコシ胚芽油
馬油
などがよく使われています。
油脂は人間の皮脂と似た構造を持っていて、お肌を柔らかくしてくれるので、毛穴汚れや角栓を排出しやすいというメリットがあります。



毛穴ケアにも向いているオイル
クレンジングオイルは基本3タイプある


クレンジングオイルに使われているオイルには大きく分けて
- 炭化水素油
- エステル油
- 油脂
があります。
どのオイルがクレンジングオイルのメインに使われているかで、炭化水素系・エステル系・油脂系と呼んでいます。



それぞれの特徴は、まとめるとこんな感じ(※アイテムによって違いがあるので私の印象です)
炭化水素系 | エステル系 | 油脂系 | |
---|---|---|---|
メイク落ち | 落ちやすい | ふつう | 落ちにくい |
クレンジング後の乾燥 | 乾燥しやすい | ふつう | 乾燥しにくい |
代表的な成分 | ミネラルオイル イソドデカン 水添ポリイソプデン | エチルヘキサン酸セチル パルミチン酸エチルヘキシル トリエチルヘキサノイン | オリーブ油 コメヌカ油 トウモロコシ胚芽油 馬油 |
炭化水素系 | エステル系 | 油脂系 | |
---|---|---|---|
メイク落ち | 落ちやすい | ふつう | 落ちにくい |
クレンジング後の乾燥 | 乾燥しやすい | ふつう | 乾燥しにくい |
代表的な成分 | ミネラルオイル イソドデカン 水添ポリイソプデン | エチルヘキサン酸セチル パルミチン酸エチルヘキシル トリエチルヘキサノイン | オリーブ油 コメヌカ油 トウモロコシ胚芽油 馬油 |
そして、これらのオイルを混合したタイプのクレンジングオイルもたくさんあります。
油脂クレンジングの分類
油脂系と油脂+エステル系の違いをチェック
油脂クレンジングと呼ばれるクレンジングオイルには、使われているオイルによって油脂系と油脂+エステル油系のクレンジングがあります。
油脂系 | ・油脂のみ ・またはほぼ油脂のクレンジングオイル |
---|---|
油脂+エステル系 | ・油脂とエステル油を混合したタイプのクレンジングオイル(油脂の配合量の方が多い) |



油脂のみクレンジングオイルは完全油脂系と呼ばれてたりします
完全油脂系のクレンジングオイルは、集中的な毛穴ケアに使えるということで、美容のプロかずのすけさん(@kazunosuke13)が提唱しているやり方が有名です。
かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「角栓毛穴を改善するには?「油脂クレンジング」を使ったテクニック <後編>」



使えるのは基本的に、エステル油や炭化水素油が配合されていないタイプのクレンジングオイル
無印のオイルクレンジング・敏感肌用は、油脂系のクレンジングオイルではなく、油脂+エステル油系と呼ばれるタイプのアイテムになります。
無印良品のオイルクレンジング敏感肌用はどのタイプ?


商品名 | オイルクレンジング・敏感肌用 |
全成分 | オリーブ果実油、パルミチン酸エチルヘキシル、テトラオレイン酸ソルベス-30、ポリソルベート80、オレイン酸ソルビタン、水、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリセリン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、トコフェロール、BG |
内容量 | 200ml(950円/税込) 400ml(1,790円/税込) |
備考 | 無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済み(すべての方にアレルギーが起きないわけではありません) |
無印良品のオイルクレンジング・敏感肌用は、油脂とエステル油を混ぜたタイプのクレンジングオイル。
- 油脂のオリーブ果実油(オリーブオイル)
- エステル油のパルミチン酸エチルヘキシル
がベースになっています。



油脂の配合量が一番多い成分構成なので、毎日使うことで毛穴の黒ずみや汚れへの効果は多少期待できます!
(完全油脂系のクレンジングオイルではないので、塗って放置する毛穴ケアにはあまり向いていないアイテム。)
だけど
- 完全油脂系クレンジングオイルよりもお手頃価格でコスパ◎
- 落ちにくいメイクもそこそこ落としてくれる
- 洗い上がりのぬるつきが少ない(これは商品によるかも…?)
といったバランスの取れたクレンジングオイルなので、日常的に使うにはかなり良いアイテムだと思います。



グリセリン少なめでさっぱりした使い心地
何よりすごいのはコスパ。
200mlで1000円以下というのは、完全油脂系ではまず実現できない価格だし、油脂+エステル油のクレンジングオイルの中でもかなりお得な部類になります。


無印オイルクレンジング・敏感肌用の成分解析


オリーブ果実油×エステル油がメイン成分
無印良品 オイルクレンジング・敏感肌用の全成分(タップで閉じる)
オリーブ果実油、パルミチン酸エチルヘキシル、テトラオレイン酸ソルベス-30、ポリソルベート80、オレイン酸ソルビタン、水、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリセリン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、トコフェロール、BG
メインのオイルは油脂のオリーブ果実油と、エステル油のパルミチン酸エチルヘキシル。
- オリーブ果実油(オリーブオイル)
-
- オレイン酸のトリグリセリドを豊富に含むので肌なじみ◎
- 保湿効果が高いので乾燥肌の人にも適している
- パルミチン酸エチルヘキシル
-
- 化粧品によく使われるエステル油の一種
- なめらかでさらっとした使用感
オリーブオイルは食用にも使われている油脂で、さらに精製したものが化粧品に使われています。
オレイン酸自体は比較的酸化しにくいので、クレンジングオイルには向いているオイル。



ただ、お肌にオイル残りがあると皮膚常在菌のえさになるので、ニキビができやすい人は軽くダブル洗顔がおすすめです
無印公式でも、ダブル洗顔が推奨されています。
その他の成分と特徴
その他には、スキンケアによく配合される水や保湿剤グリセリンと
- テトラオレイン酸ソルベス-30
ポリソルベート80
オレイン酸ソルビタン -
使い心地が比較的優しい乳化剤
- ペンチレングリコール
BG -
保湿・静菌効果を併せ持つ保湿剤
- グリコシルトレハロース
ポリクオタニウム-51など -
保湿成分
- トコフェロール
-
酸化防止剤
などが配合されています。
ポリクオタニウム-51はリピジュア®*1と呼ばれている成分。
優れた保湿力・浸透力*2を持ち、バリア機能をサポートしてくれます。



洗い流されにくいという特徴があって、乾燥肌の私は好きな成分です
さらに
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済み(※すべての方にアレルギーが起きないわけではありません)
全体的に見てもそこまで刺激があるような成分は入ってないので、敏感肌の人でも使いやすいクレンジングオイルだと思います。
*1 LIPIDUREは日油株式会社の登録商標です *2 角質層まで
無印オイルクレンジング敏感肌用を実際に使ってみた!
オイルの質感は?テクスチャーはこってり系
テクスチャはオリーブオイルらしく、粘度の高いねっとり系。


食用のオリーブオイルを顔に塗っているような感じ。
無香料なのでオイルそのものの香りがします。
水を少量加えて乳化させるとねっとり➡さらさらのテクスチャに変わるので、乳化した合図が分かりやすくて◎。



洗い流すと、ウォータープルーフのマスカラとラメアイシャドウ以外は落ちていました
シンプルだけど、必要な仕事はきちんとこなしてくれるクレンジングオイルだと思います。
ダブル洗顔での使用感とベタつき具合は?
無印のオイルクレンジング・敏感肌用は、ダブル洗顔が推奨されていました。
無印良品 公式ショッピングサイト「オイルクレンジング・敏感肌用 よくある質問」より抜粋



試しにアミノ酸系の洗顔料でダブル洗顔してみると、程よくさっぱりした洗い上がりに
お肌に油分が残ってしまうとニキビができやすくなってしまう人もいるので、しっかり乳化して落とす&軽くダブル洗顔するのがおすすめの使い方です。
まとめ|毛穴特化じゃないけど、毎日のクレンジングとしてはとても優秀!
油脂クレンジングは、その名の通り「油脂」という種類のオイルがベースのクレンジングオイルのこと。
中でも完全油脂系と呼ばれる、使われているオイルがほぼ油脂だけのタイプは、毛穴ケアに効果的と言われています。
無印良品のオイルクレンジング・敏感肌用は、そんな完全油脂系とはちょっと違って、油脂+エステル油のクレンジングオイル。
なので、塗って放置するタイプの毛穴ケアにはちょっと不向きです。
だけど
- 油脂+エステル油のクレンジングオイルとしてはコスパがめっちゃいい
- 油脂の配合量が一番多いのでほどよく毛穴汚れを落とせる
- ぬるつきも気にならない
といった全体的にすごくバランスのいいクレンジングオイル。



ふだん使いに優秀なコスパ◎クレンジングです
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません