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グリセリンフリーのメイクキープミスト7選

メイクの仕上げにひと吹きするだけで、崩れやテカリを防いでくれる便利アイテム「メイクキープミスト」。
スキンケアをグリセリンフリーにしている人でも、ベースメイクまで全てグリセリンフリーにしている人は、そんなに多くないかもしれません。

確かにグリセリン自体は肌に存在する成分で悪いものではない
ただ近年SNSなどで「グリセリンを肌に塗ると毛穴を目立たせてしまうのでは?」という推論がちょっとした話題になっていたり。
その影響もあってか、ベースメイクアイテムもグリセリンフリーにするメリットが密かに注目されつつあります。
そんなわけで、今回の記事ではグリセリンフリーのメイクキープミストをまとめてみました!
- メイクキープミストって何?
- メイクキープミストのメリット・デメリット
- グリセリンフリーのメイクキープミスト7選
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。




メイクキープミストって何?
メイクキープミストは
皮脂や汗によるメイク崩れを防ぎ、メイクの密着を高めてくれるアイテム。
最近ではメイクキープだけでなく、保湿成分で乾燥崩れを防いだり美肌ケアをサポートしてくれるものもあります。



便利なアイテムだけどメリットとデメリットがあるので、できればそれらを知った上で上手く使っていきたい
メイクキープミストのメリット
ポリマーやシリコーンの皮膜でしっかりメイクをキープ
メイクキープミストの最大のメリットは、シリコーンやポリマー系の成分が皮膜を作ってくれるためメイクを長時間キープできること。
とくに「トリメチルシロキケイ酸」という成分が、強固な皮膜を作ってくれると言われています。
メイクキープミストは皮膜成分である「トリメチルシロキシケイ酸」が配合されている製品がおすすめなんですが、そもそもファンデーションに元々この成分が配合されているものも沢山あるので化粧もち重視の方におすすめしたい。パッケージに記載されてる成分表示の5番目以内に入っていれば効果大です。
— みついだいすけ@現役の化粧品開発者 (@gni_dream) July 24, 2022



その一方でトリメチルシロキケイ酸は落としにくい成分なので、きちんとクレンジングや洗顔で落とせていないと毛穴が詰まりやすくなるかも…?という懸念もある
メイク持ちを重視したい日にはおすすめの成分です。
メイクキープミストのデメリット
アルコールで乾燥しやすくなってしまう
メイクキープミストの全成分表示を見ると
- エタノール
- 変性アルコール
といったアルコール成分が、かなり多めに配合されていることがあります。
アルコールは揮発性が高いので、メイクを素早く乾かしてべたつきを抑えたり、さっぱりとした仕上がりや密着感などを与えてくれるけど、
その一方で揮発する際にお肌の水分を奪ってしまう ➡ 乾燥しやすくなってしまうというデメリットも。



敏感肌や乾燥肌の人は、頻繁に使うと肌の乾燥を悪化させてしまうかも
アルコールに敏感な場合は、アルコールフリーのメイクキープミストもいくつかあったので検討してみてくださいね。
>> グリセリンフリー×アルコールフリーのメイクキープミストの項目へ飛ぶ
人によっては毛穴が詰まりやすくなってしまうかも…?
メイクキープミストのメリットでも書いた、皮膜効果でメイク持ちを高めてくれる成分「トリメチルシロキケイ酸」。
このトリメチルシロキケイ酸について、YoutubeやXなどで活動されている美容のプロかずのすけさん(@Kazunosuke13)が、毛穴を詰まらせてしまうかもしれない成分のひとつとして名前を挙げていました。
日焼け止めや下地、ファンデーションで
— かずのすけ (@kazunosuke13) September 10, 2021
【毛穴を詰まらせたくない】人
は、以下の3つの成分を避けてみて!🙋♂️
・酸化亜鉛
・トリメチルシロキシケイ酸
・フッ素樹脂※
皮脂を固めたり皮脂に溶けにくいため毛穴が詰まりやすくなります!👀💡
※成分例3枚目
「〜フルオロ○○」が目印。例外あり pic.twitter.com/E89WV4MwF5
色んなメイクキープミストの成分を調べてみると、日本製のメイクキープミストに入っている確率が高かったです。
- トリメチルシロキケイ酸
-
- シリコーン樹脂のひとつ
- 皮膜形成効果を持つ
- 肌表面に皮膜を作ってメイクキープ力(耐水性・耐皮脂性など)を高めてくれる
トリメチルシロキケイ酸はなかなか落ちにくい成分なので、強めのクレンジングオイルなどを使って丁寧に落とさないと、毛穴詰まりの原因になりかねません。



メイクをしっかりキープしたい時にはメリットとしてはたらくけど、同時にお肌に負担がかかりやすいというデメリットにもなる
肌状態に合わせて使用頻度を調整してみたり、普段使いにはトリメチルシロキケイ酸が含まれていないアイテムを使うのもおすすめです。
また、強めのクレンジングオイルで落とすのは肌負担が気になる…という方に向けて、こちらもかずのすけさん(@kazunosuke13)が「崩れないメイクをベビーオイルで落とす方法」を考案されていたので、ぜひ覗いてみてください。
かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「崩れないメイクに【ベビーオイル洗顔→優しいクレンジング】で肌負担を大幅に軽減できる可能性」
グリセリンフリーのメイクキープミスト5選
コーセーコスメニエンス メイク キープ ミスト EX +


全成分はこちら(タップで開く)
水・シクロペンタシロキサン・エタノール・ジメチコン・トリメチルシロキシケイ酸・(ジメチコン/ビニルトリメチルシロキシケイ酸)クロスポリマー・ツボクサ葉エキス・プロリン・加水分解コラーゲン・加水分解ヒアルロン酸・BG・(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー・(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー・クエン酸・クエン酸Na・スクワラン・ポリメチルシルセスキオキサン・塩化Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・香料
![]() ![]() KOSE メイク キープ ミスト EX + | |
---|---|
アルコールフリー | |
無香料 | (ジューシーフローラルの香り) |
トリメチルシロキケイ酸の配合 | |
原産国 | 日本 |
内容量 | 80mL |
アイテムのポイント | 撥水性の高い膜を作るスーパーウォータープルーフ 表情の変化によるメイクよれを防止 シカ成分やコラーゲン・ヒアルロン酸などの保湿成分配合 |
メイクキープミストの定番といえばKOSEのこちら。
メイクキープ力はもちろんのこと
- 高温多湿試験済み※1
- アレルギーテスト済み※2
- ノンコメドジェニックテスト済み※2
といった各種試験済みなのが嬉しい。
初めてのメイクキープミストとしてもおすすめです。





私は持ち歩きに便利な35mLサイズを使っています
※1 化粧もちに関して(コーセー調べ。効果には個人差があります。)※2 すべてのかたにアレルギーが起きない、コメド(ニキビのもと)ができないというわけではありません。
BLEND BERRY メイクアップ キーピングミスト


全成分はこちら(タップで開く)
水・シクロメチコン・エタノール・ジメチコン・トリメチルシロキシケイ酸・BG・クロフサスグリ果実エキス・ビルベリー葉エキス・(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー・クエン酸・クエン酸Na・塩化Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・香料
![]() ![]() BLEND BERRY メイクアップ キーピングミスト | |
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アルコールフリー | |
無香料 | (フレッシュベリーの香り) |
トリメチルシロキケイ酸の配合 | |
原産国 | 日本 |
内容量 | 60mL |
アイテムのポイント | こすれに強く、マスクによるメイク崩れを軽減 水系と油系に強いメイクコート成分をWで配合 |
こちらもKOSEのブランド「BREND BERRY」から発売されているキープミスト。
- メイクをコーティングして落ちにくくしてくれるポリマー成分(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー
- ウォータープルーフ&汗・皮脂プルーフ成分のトリメチルシロキケイ酸
が入っていて、高いメイクキープ力が期待できるアイテム。
細かーい霧がふわっと密着してメイクをキープしてくれます。



口コミサイトでの評価も高い
ケアナボーテ 毛穴肌メイクアップフィクサーVC
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水、エタノール、ジメチコン、BG、シクロペンタシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K、ドクダミエキス、アーチチョーク葉エキス、ハマメリス葉エキス、酒粕エキス、コメヌカエキス、ハトムギ種子エキス、ローズマリー葉エキス、モモ葉エキス、モモ種子エキス、メリッサ葉エキス、シャクヤク根エキス、シソ葉エキス、センチフォリアバラ花油、クエン酸Na、クエン酸、トウミツ、フェニルトリメチコン、塩化Na、フェノキシエタノール、EDTA-2Na、香料
![]() ![]() ケアナボーテ 毛穴肌メイクアップフィクサーVC | |
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アルコールフリー | |
無香料 | (ボタニカルアロマの香り) |
トリメチルシロキケイ酸の配合 | |
原産国 | 日本 |
内容量 | 85mL |
アイテムのポイント | 5種類のビタミンC誘導体*1を配合 汗・水に強い処方 |
2024年8月に発売された、明色化粧品のメイクキープミスト。
- テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
- パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
を始めとした5種類のビタミンC誘導体*1が配合されているのがポイントのアイテム。



メイク崩れ防止だけでなくスキンケア効果も期待できます




エタノールが多めなので、敏感肌の人には積極的におすすめできないけど、ミストが細かくて均一に膜を作ってくれる感じでとても使いやすいです。
*1 アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K(整肌成分)
コスメデコルテ コンフォート デイミスト セット&プロテクト


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水・シクロメチコン・エタノール・BG・ジメチコン・トリメチルシロキシケイ酸・オウゴン根エキス・ゼニアオイエキス・ハマメリス葉エキス・ローズマリー葉エキス・キサンタンガム・クエン酸・クエン酸Na・フェノキシエタノール・香料
![]() ![]() コスメデコルテ コンフォート デイミスト セット&プロテクト | |
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アルコールフリー | |
無香料 | (アロマティックグリーンフローラル) |
トリメチルシロキケイ酸の配合 | |
原産国 | 日本 |
内容量 | 60mL |
アイテムのポイント | キメ細かなミストで日中のお肌をケアしながらメイクをフィックス 使うたびにみずみずしい潤いと輝きをあたえる |
コスメデコルテのころんとした見た目がかわいいキープミスト。
- モイスチュア
- セット&プロテクト
の2種類あって、こちらのセット&プロテクトがグリセリンフリーです。



今回掲載している中では一番お値段が高いけど、口コミ評価がかなり高いアイテム
メイクを崩したくないけど、ツヤ感も残したい人に。
vim BEAUTY キープコンフィデンスミスト
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水、変性アルコール、PVP、1.2-ヘキサンジオール、DPG、プロパンジオール、ツボクサエキス、イチジク果実エキス、ウルムスダビディアナ根エキス、センニンコク種子エキス、モナスカスエキス、水添レシチン、チャ種子油、ツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、マカデミア種子油、ヒマワリ種子油、ホホバ種子油、オクチルドデセス-16、BG、クエン酸Na、クエン酸、EDTA-2NA、セラミドNP、香料、エチルヘキシルグリセリン
![]() ![]() vim BEAUTY キープコンフィデンスミスト | |
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アルコールフリー | |
無香料 | (グリーンフローラルの香り) |
トリメチルシロキケイ酸の配合 | |
原産国 | 日本 |
内容量 | 80mL |
アイテムのポイント | 7種の保湿オイル成分が乾燥を防ぐ メイクしたての状態をまるごと持続 |
「Vim BEAUTY」はメイクアップYoutuberのマリリンさんプロデュースブランド。
こちらにはトリメチルシロキケイ酸ではなく、PVPというメイク崩れ防止成分が入っています。



トリメチルシロキケイ酸より軽めの皮膜を作ってくれると言われている
その他には
- ツバキ種子油
- アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)
などの保湿オイルが7種類配合されていてしっとり仕上げてくれるのがポイント。
アルコール入りではありますが、程よいキープ力で普段使いしやすいと思います。
グリセリンフリー×アルコールフリーのメイクキープミスト2選
FRESHO2 クラウドオールウェイズオン ハイドログロー メイクキープミスト


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水、ヒドロキシプロピルデンプン、PG、ベタイン、アロエベラ液汁、ニオイテンジクアオイ花油、デキストリン、PEG-40水添ヒマシ油、ソルビン酸K、フェノキシエタノール、安息香酸Na、クロルフェネシン
FRESHO2 クラウドオールウェイズオン ハイドログロー メイクキープミスト | |
---|---|
アルコールフリー | |
無香料 | (合成香料は不使用/ゼラニウム精油入り) |
トリメチルシロキケイ酸の配合 | |
原産国 | 台湾 |
内容量 | 115mL |
アイテムのポイント | 台湾発ヴィーガンコスメ アルコールフリーのキープミストが使いたい人に |
FRESHO2は台湾発のコスメブランド。
皮膜形成剤としてデンプン由来の成分「ヒドロキシプロピルデンプン」が使われています。
- 石油系界面活性剤
- 鉱物油
- シリコン
などが不使用のヴィーガンコスメだけど、PGという保湿剤が多めに配合されているのがちょっと気になるは気になる。



PGは日本における旧表示指定成分で、刺激性や浸透性の問題から近年配合されなくなってきている
韓国や海外コスメではそれなりによく見かける成分だし、問題なく使える人も多いけど、敏感肌の人にはちょっと積極的にはおすすめしにくい…という感じです。
ただ、メイクキープミストとしてはかなりめずらしいアルコール不使用。
アルコールに敏感な肌質で、使えるキープミストを探しているといった場合には選択肢に入ってくると思います。
PRAMY メイクアップセッティングミスト


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水、フェノキシエタノール、(VP/VA)コポリマー、PG、ナイアシンアミド、BG、PPG-26ブテス-26、エチルヘキシルグリセリン。PEG-40水添ヒマシ油、EDTA-2Na、香料、ダマスクバラ花水、ポリウレタン-9、トコフェロール、(アクリレーツ/アクリル酸ラウリル/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、ヒアルロン酸Na、1,2-ヘキサンジオール、カプリルヒドロキサム酸
PRAMYのメイクアップセッティングミストは、中国発コスメ。
アルコールフリーで、ナイアシンアミド*1やヒアルロン酸Na*2などの美容成分配合。
毛穴より小さい超微細ミストが、肌に均一な膜を形成し長時間メイクをキープしてくれます。



いい製品だとは思うけど、中国製という点が気になる人はいるかも
日本の美容雑誌に掲載されていたり、普通にドンキやハンズでも取り扱っていたりするアイテムなので問題はないと思いますが…。
レビューも良いアイテムなので、アルコールフリーのキープミストをお探しの方はぜひ比較検討してみてくださいね。
*1 保湿成分 *2 保湿成分
グリセリンフリーのメイクキープミストまとめ表



個人的には、グリセリンフリー・アルコールフリー・無香料のメイクキープミストを待ち望んでいます(できればPGもフリーだとありがたい…)
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
CONCIO「トリメチルシロキシケイ酸によるメイク効果と毛穴詰まり」https://concio.jp/blogs/blog/trimethylsiloxysilicate?srsltid=AfmBOoq6ZAH562FxeknnZnaYwnQ5Gsl7k1q2YIPpTJUL3gxq3biBBeNE,(参照日2024-12-18)
化粧品成分オンライン「トリメチルシロキシケイ酸の基本情報・配合目的・安全性」https://cosmetic-ingredients.org/film-formers/3275/,(参照日2024-12-18)