※当ブログは記事内に広告・PRを含みます
グルタチオンに併用不可成分はある?徹底調査&失敗しにくい選び方とは?

最近注目を集めている成分、グルタチオン。
年齢サインやくすみが気になり始めた肌へのアプローチとして、スキンケアに取り入れる人が増えています。
グルタチオンは比較的色んな成分と組み合わせて使うことができますが、併用しない方がいい成分もいくつかあります。
今回の記事では、グルタチオンと併用不可な成分や相性のいい成分、失敗しにくいグルタチオンスキンケアの選び方などを調査しました。

初めてグルタチオンを使う方だけでなく、すでに取り入れている方にも役立つ内容をまとめているので、参考になれば嬉しいです
- グルタチオンとは?
- グルタチオンの併用不可成分と併用OKな成分
- グルタチオンの選び方
※当記事に掲載している情報は、記事執筆(更新)時点のものです。




グルタチオンとは


グルタチオンってどんな成分?
グルタチオンは、トリペプチドという種類の化合物で
- グルタミン酸
- システイン
- グリシン
という3つのアミノ酸からできています。
その抗酸化作用や解毒作用から、もともとは医療分野やサプリメントで活用されていましたが、
白玉点滴という美容施術が登場したことで、グルタチオンの名前が美容界でも広く知られるようになりました。



その後しばらくしてから、韓国コスメを中心にグルタチオン入りのスキンケアが増えてきた印象
スキンケアにおいては、抗酸化作用やメラニンの生成を抑制したりするはたらきなどが期待されています。
グルタチオンの美容成分としての現在の立ち位置は?
そんなスキンケアにおけるグルタチオンは、現時点でどんな立ち位置にあるのでしょうか?
近年では、韓国コスメから日本のスキンケアブランドまで、グルタチオン配合アイテムが続々登場しているので、見かけたり耳にしたことがある人も多いと思います。



とくにナンバーズインの5番白玉グルタチオン美容液が話題に
今のところは、じわじわと認知が広がってきている段階といった印象です。
ただし、美容成分としてのグルタチオンには
- ビタミンC
- レチノール
- ナイアシンアミド
などの有名な成分と比べると、まだ肌に塗布した場合のエビデンスや研究が少なく、効果がはっきりしない部分も多いのが現状。
また、医薬部外品(薬用化粧品)の有効成分としても承認されていないので、現時点では「いち美容成分」という立ち位置です。
率先して取り入れるべき!とまでは言い切れないけど、プラスアルファとして試してみるのはアリだと思います。
グルタチオンの併用不可成分は?


グルタチオンの併用不可成分を調べてみました!
最初にまとめると
- 高濃度のAHAやBHAなどのピーリング系成分
- 高濃度ビタミンC(L-アスコルビン酸)
- 高濃度レチノール
- ハイドロキノン
の4つです。



絶対に併用不可ではないけど、高濃度のグルタチオンと併用すると刺激が強すぎるかも…な成分
それぞれの成分について詳しく見ていくと
- AHA
(アルファヒドロキシ酸) -
- フルーツ酸とも呼ばれる成分
- グリコール酸・乳酸・クエン酸・リンゴ酸などがある
- BHA
(ベータヒドロキシ酸) -
- サリチル酸が化粧品にはよく使われている
- 油に溶けるため毛穴詰まりやニキビと相性◎
- ビタミンC
-
- 成分表にはアスコルビン酸・L-アスコルビン酸と書かれているピュアなビタミンC
- 即効性◎だけど安定性が低く壊れやすい
- 高濃度では肌刺激強め
- レチノール
-
- ビタミンAの一種
- ターンオーバーやコラーゲンをサポートしてくれるのでエイジングケア*成分として人気
- 高濃度では肌刺激強め&A反応が出る可能性あり
* 年齢に応じたケア
- ハイドロキノン
-
- 肌刺激強め
- 高濃度かつ長期使用による白斑リスクが稀にあり
こんな感じで、どれも高濃度では刺激が出やすくなってしまうため、高濃度のグルタチオンと併用するのは控えておいた方が良さそうな成分たちです。
敏感肌の方はとくに注意してみてください。
成分 | 併用してもいい? | ポイント |
---|---|---|
高濃度AHAやBHA | 併用せずに別の日に使う | |
高濃度ビタミンC | 併用するならビタミンCではなくビタミンC誘導体がおすすめ | |
高濃度レチノール | 併用するなら低濃度レチノールかレチノール誘導体がおすすめ | |
ハイドロキノン | ハイドロキノン自体取り扱いが難しい成分なので、単体使いが無難 |
グルタチオンと併用可能&相性のいい成分は?
グルタチオンと併用OKな成分や相性のいい成分もいくつかあるのでご紹介します。
- ビタミンC誘導体
- ナイアシンアミド(ビタミンB3)
- 低濃度レチノール・レチノール誘導体
- ビタミンE
- トラネキサム酸
- セラミド
- 抗炎症・肌荒れ防止成分(アラントイン・パンテノール・CICAなど)
これらの成分は高濃度でなければ、基本的には併用してもOK。(※海外製はたまにものすごーく高濃度の製品があるので要注意。)



とくにビタミンABCは相性がいいと言われています
- ビタミンA
-
低濃度レチノール・レチノール誘導体
- ビタミンB3
-
ナイアシンアミド
- ビタミンC
-
低濃度ビタミンC・ビタミンC誘導体
ナイアシンアミドは、どんな肌質の人でも比較的合いやすい成分。
敏感肌の人は、レチノールとビタミンCは誘導体を選ぶと失敗しにくいと思います。
ただし、どんな成分にも合う合わないがあるため、お肌の調子をチェックしながら慎重に試してみてくださいね。
グルタチオンの選び方
濃度で選ぶ
グルタチオンの濃度はアイテムによって本当にさまざま。
濃度非公開のものから、高いものだと5%を超える製品まであり、幅広いラインナップが揃っています。
私が実際に使ってみて感じたおすすめ濃度は
- 敏感肌 ➡ ~1%
- 普通肌 ➡ ~2%
- 慣れてきた肌・挑戦者 ➡ 2%以上
くらい。
後述しますが、グルタチオンには独特の匂いがあるため、高濃度になればなるほど好みが分かれる気がします。
香りで選ぶ
グルタチオンは、硫黄のような独特の香りがします。
私が現在使っているのはグルタチオン20,000ppmの美容液で、蓋を開けたら「あ、今開けたな」とすぐに分かるくらい硫黄の香りが強め。
残り香は玉ねぎのような香りに私は感じます。



だんだん慣れてはきたけど、好き嫌いがかなり分かれそう
ちなみに最高でグルタチオン55,000ppmのという猛者アイテムを見かけたことがありますが、主に香りの面で試す勇気が出ないです…。
香りに敏感な人は、まずは濃度の低いものから試してみるのが無難。
おまけ:ナンバーズイン5番グルタチオン美容液にグルタチオンは入ってる?
グルタチオン配合コスメとして先駆けのナンバーズインの5番白玉グルタチオンC美容液は、グルタチオン濃度が100ppm(0.01%)なので、硫黄のような香りはほとんどしません。
(韓国版での濃度だけど、たぶん日本版も同じくらいだと思います。)
グルタチオンメインで使ってみたいなら、他の製品がおすすめです。
ただその他の成分クオリティはすごく高いので、グルタチオンはおまけくらいの気持ちで使うならかなりいい感じの美容液。
トラネキサム酸が入った韓国版がおすすめです。(※日本版には化粧品への配合が認可されていないのでトラネキサム酸は含まれていません。)
おすすめグルタチオンスキンケア3選
SKIN&LAB(スキンアンドラブ) グルタチオンアンプルトナー


全成分はこちら(タップで開く)
水、BG、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、ナイアシンアミド、DGP、マルトデキストリン、ヒドロキシエチルウレア、アルギニン、グルタチオン、(C12-14)アルケス-12、カキがくエキス、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ラウリン酸ポリグリセリル-10、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、水添ポリデセン、ホスファチジルコリン、マカデミアナッツ油、スクワラン、ジュニペルスメキシカナ油、ステアリン酸ポリグリセリル-2、アデノシン、アブラナステロールズ、コレステロール、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ステアリン酸グリセリル、カルボマー、ベチベル根油、シベリアモミ油、ショウズク種子油、ステアリルアルコール、水添レシチン、ビニルジメチコン、(メチルビニルエーテル/マレイン酸)コポリマー、ヒドロキシアセトフェノン、ヒアルロン酸Na、ポリグルタミン酸、セラミドNP、ヒドロキシエチルセルロース、ステアリン酸、トコフェロール、EDTA-2Na、エチルヘキシルグリセリン、オレイン酸、カプリリルグリコール、アスコルビン酸、パルミチン酸レチノール、リボフラビン、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、チアミンHCl、カルニチンHCl、ビオチン、硫酸Mg、硫酸マンガン
韓国コスメブランド、スキンアンドラブから発売されているグルタチオン化粧水。
3,000ppm(0.3%)のグルタチオン*1が含まれる、初心者でも試しやすいアイテムです。
グルタチオン×マルチビタミンミネラルコンプレックスで乾燥くすみにアプローチ。



なんと10種のビタミン*2を配合
つやつやもっちりな肌に導いてくれます。
*1 保湿成分
COSMEDON(コスメドン) シラタマグルタシー


全成分はこちら(タップで開く)
水、BG、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、グリセレス-26、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、トコフェリルリン酸Na、グルタチオン、パンテノール、3-O-エチルアスコルビン酸、ペンチレングリコール、グリチルリチン酸2K、ヒアルロン酸Na、PEG-60水添ヒマシ油、異性化糖、キサンタンガム、クエン酸Na、クエン酸、フェノキシエタノール
COSMEDON(コスメドン)は、日本初のスキンケアブランド。
定番から新顔の成分まで、高濃度*1アイテムを多数展開しています。
シラタマグルタシー はグルタチオン*210,000ppmの美容液。



1%なのでどんな肌質の人でも使いやすい
さらにビタミンC誘導体APPS*3とのタッグで、フラットな白玉肌*4へ導いてくれます。
グリセリンフリーなのでグリセリンが苦手な人も◎。
*1 取り扱い製品比において *2 整肌成分 *3 パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(整肌成分)*4 うるおってハリツヤのある肌印象のこと
挑戦者の方には、グルタチオン*255,000ppmのシラタマグルタシーデラックスもあります。


KISO CARE ブロンジェムセラム GL


全成分はこちら(タップで開く)
水、BG、パンテノール、ペンチレングリコール、グルタチオン、ナイアシンアミド、PEG-60水添ヒマシ油、水添レシチン、フィトステロールズ、セラミドNG、セラミドAP、セラミドAG、セラミドNP、セラミドEOP、ビスグリセリルアスコルビン酸、レチノイルヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸Na、カタツムリ分泌液、ゴレンシ葉エキス、ダマスクバラ花油、ホホバ種子油、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、デヒドロ酢酸Na、グリセリン、エチルヘキシルグリセリン、エチルヘキサンジオール、フェノキシエタノール、ホウケイ酸(Ca/Na)、酸化銀
KISOも日本のスキンケアブランドで、お手頃価格なのに贅沢な美容成分をたっぷり配合したスキンケアが大人気。
KISO CARE ブロンジェムセラム GLはグルタチオン*120,000ppm(2%)を配合した高濃度美容液。
肌荒れを防ぐパンテノール*2やバリア機能をサポートするナイアシンアミド*3やヒト型セラミド*4、ビタミンC誘導体*5も入った隙のないアイテム。



香りは硫黄×ローズ系
グリセリンも少なめなので、ゆるグリセリンフリーをしている人にはおすすめ。
楽天やQoo10セール中はさらにお得になることもある超コスパ美容液です。
*1 整肌成分 *2 整肌成分 *3 整肌成分 *4 セラミドAP、セラミドAG、セラミドNP、セラミドEOP(保湿成分)*5 ビスグリセリルアスコルビン酸(整肌成分)
まとめ
グルタチオンは、ナイアシンアミドやレチノールなどと比べるとまだ情報が少ないですが、年齢サインが気になる肌へのアプローチや肌のくすみケアとして、じわじわ期待を集めている成分です。
ただし、併用する成分や濃度によっては肌への刺激になることもあるため、自分の肌状態を見ながら慎重に取り入れていくのがポイント。
とくにグルタチオンを初めて使う人や敏感肌の人は、濃度が低めのアイテムからスタートすると失敗しにくいです。



グルタチオンが自分の肌に合うかどうか、まずは少量から試してみてスキンケアに取り入れてくださいね
※当記事の内容は個人の見解であり、効果を保証するものではありません
参考文献
青山ヒフ科クリニック「第109回グルタチオンはしわ、たるみ、クマ、瞼の色調の変化に効果を発揮します」
https://www.aoyamahihuka.com/beautycolumn/?id=1640231873-061715,(参照日2025-4-16)